この記事では、10万円商品券問題で揺れる石破政権の今後と、水面下で蠢く「石破おろし」の真相について、ジャーナリストの視点から深く掘り下げていきます。予算成立後、政局はどのような展開を見せるのでしょうか？ 政治評論家・山田一郎氏の分析を交えながら、今後の動向を探ります。
10万円商品券問題：政局を揺るがす火種
2025年3月3日、首相公邸にて初当選議員への懇談会が開かれ、出席者へ10万円分の商品券が配布されました。この出来事が3月13日に発覚し、「商品券問題」として大きな波紋を広げました。問題の核心は、商品券配布の意図、そして公金の適切な使用についてです。この問題は野党からの追及を招き、石破政権への批判が高まる一因となりました。
石破首相が国会で挙手する様子
「石破おろし」の兆候：西田議員の発言と商品券問題発覚のタイミング
3月12日、参院議員総会で旧安倍派の西田昌司議員が石破首相の責任を追及する発言を行いました。西田議員は、昨年10月の総選挙の結果を踏まえ、石破首相の退陣を要求しました。そしてその翌日、商品券問題が発覚。この絶妙なタイミングから、「石破おろし」が始動したとの見方が広まりました。「商品券問題」の発覚は偶然か、それとも仕組まれたものなのか、様々な憶測が飛び交っています。山田一郎氏は「情報戦の様相を呈している」と指摘し、今後の政局の行方に注目しています。
予算成立後、政局はどう動く？
「石破おろし」の動きは、予算案成立後に本格化すると見られています。予算案の成立を優先させるため、自民党内では一時的に動きが抑制されている状態です。政治ジャーナリスト・佐藤花子氏は、「国民生活への影響を最小限に抑えるため、慎重な対応が求められる」と述べています。
ポスト石破：麻生氏、岸田氏、茂木氏の会合
3月10日、麻生太郎最高顧問、岸田文雄前首相、茂木敏充前幹事長の3氏が会合を開きました。この会合は、ポスト石破を見据えた動きと捉えられています。誰が次期首相の座に就くのか、各派閥の思惑が交錯する中、今後の権力争いに注目が集まっています。
まとめ：混迷を深める政局、今後の展開は？
10万円商品券問題、西田議員の発言、そして3氏の会合。「石破おろし」の動きは水面下で着実に進行しています。予算成立後、政局はどのような展開を見せるのか、予断を許さない状況が続いています。今後の動向から目が離せません。
