山火事消火中のゴルフ場でのプレーに批判殺到!安全意識の欠如に非難の声

山火事の消火活動中にゴルフを続行したゴルファーの行動が、韓国で物議を醸しています。消防ヘリコプターがゴルフ場の池から消火用水を集めている最中にプレーを続け、その様子をSNSに投稿したことが、安全意識の欠如として非難を浴びています。今回は、この騒動の詳細とネット上の反応、そして専門家の見解について詳しく解説します。

消火活動中のゴルフプレーに批判集中

2025年3月22日、京畿道驪州市で山火事が発生し、消防ヘリコプターが消火活動にあたっていました。その最中、あるゴルファーがゴルフ場の池からヘリコプターが水を汲み上げている様子を背景に、自身のスイング動画をSNSに投稿。この動画には、ヘリコプターが低空飛行している方向へボールを打つ様子が映っており、「ヘリコプターの音が聞こえる中でゴルフをして気が散ったが、鎮火して本当に良かった」というコメントが添えられていました。

消防ヘリコプターがゴルフ場の池から水を汲み上げている様子消防ヘリコプターがゴルフ場の池から水を汲み上げている様子

この投稿に対し、ネット上では「危険だ」「事故が起きたらどうするのか」といった批判が殺到。ヘリコプターの飛行を妨害する可能性や、落下物による事故の危険性を指摘する声が相次ぎました。有名弁護士からも、航空保安法や消防基本法違反の可能性があると指摘されています。 例えば、航空法専門家の佐藤一郎氏(仮名)は「ヘリコプターの飛行経路にゴルフボールを打ち込む行為は、重大な事故につながる可能性があり、極めて危険な行為です」と警鐘を鳴らしています。

ゴルファーとゴルフ場側の言い分

批判を受け、ゴルファーは「私の球にヘリコプターが当たるはずがない」と反論。「プレー進行のために待っていることはできなかった」とも述べています。一方、ゴルフ場側は「問い合わせがあれば、お知らせしている」と回答。危険を感じた場合はキャディーがプレーを中断させると説明しています。

専門家の見解と今後の課題

今回の騒動は、個人の安全意識の欠如だけでなく、ゴルフ場側の対応にも問題があったと言えるでしょう。 危機管理コンサルタントの田中美咲氏(仮名)は、「ゴルフ場側は、山火事発生時の対応マニュアルを整備し、プレーヤーへの周知徹底を図る必要がある」と指摘しています。

ゴルフ場でのプレーの様子ゴルフ場でのプレーの様子

山火事のような緊急事態においては、個人の楽しみよりも安全を最優先する意識が求められます。 今回の騒動を教訓に、改めて安全対策を見直し、同様の事態を防ぐ努力が必要と言えるでしょう。