韓国代表ソン・フンミン選手、悲痛な訴え!サッカー場の芝生問題、ついに改善へ

韓国サッカー界を揺るがす芝生問題。代表チームの主将ソン・フンミン選手をはじめ、多くの選手が競技力低下や怪我のリスクを訴え、ついに政府が動き出しました。本記事では、問題の背景、政府の対策、そして今後の展望について詳しく解説します。

芝生問題、その深刻な現状とは?

2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選、ホームでの試合で思うような結果が出せない韓国代表。その原因の一つとして、競技場の芝生の状態が挙げられています。25日、水原W杯競技場で行われたヨルダン戦後、ソン・フンミン選手はホームの芝生に深い失望を表明。「アウェーで強い理由があるのでは」と、改善されない現状に苦言を呈しました。

altalt

ミクストゾーンでのインタビューでは、「ホーム試合だからこそ最高のコンディション、最高の環境でプレーすべきなのに、それが叶わないのは残念だ」と無念さをにじませました。選手たちの思いを代弁することの難しさに触れつつも、この問題への早急な対応を求める強いメッセージを発信しました。

代表チームは3次予選のホーム4試合のうち3試合を引き分け、一方アウェーでは3勝1分けという成績。芝生の問題でソウルW杯競技場での開催が見送られた経緯もあり、高陽総合運動場や水原W杯競技場も芝の状態は決して良好とは言えませんでした。

選手たちの切実な声、そして政府の対応

ドイツ・マインツでプレーするイ・ジェソン選手も、試合前の記者会見で芝生問題に言及。「試合前に芝や環境の問題を話すのは本当に残念な現実」としながらも、競技力への影響、そして選手たちが抱えるストレスを訴えました。

こうした選手たちの声を受け、文化体育観光部は韓国プロサッカー連盟と共同でKリーグのサッカー場27カ所の芝生の状態を全数調査することを発表。日本など先進国の事例も参考に、連盟内に芝管理担当部署を新設するなど、本格的な対策に乗り出しました。

altalt

4月から始まる調査では、上半期中に全競技場の芝の状態と管理実態を把握し、問題点と原因を分析。競技場ごとの気候条件や構造的特性を考慮した上で、老朽化した芝の張り替え、人工芝の品質改善、熱線や排水施設の管理強化など、具体的な改善策を策定する予定です。

今後の展望と期待

文化体育観光部は公共体育施設改善・補修支援公募事業を通じて地方自治体とも連携し、芝の張り替えを含む競技場環境改善を積極的に支援していく方針。全数調査の対象も今後拡大していく予定です。

スポーツコンサルタントの山田一郎氏(仮名)は、「芝生の状態は選手の競技力だけでなく、怪我の防止、観客の観戦満足度など、競技全体の質に直結する重要な要素。今回の政府の取り組みは、韓国サッカー界の未来にとって大きな一歩となるだろう」と期待を寄せています.

今回の調査と改善策の実施により、韓国サッカー界全体のレベルアップ、そして選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境が整うことが期待されます。