『となりのトトロ』といえば、スタジオジブリを代表する名作アニメ映画。何度見ても新しい発見がある、まさに国民的アニメと言っても過言ではありません。今回は、そんなトトロに隠された、謎の白い生物について迫ります。子供たちはもちろん、大人もワクワクするようなジブリの世界を、一緒に探検してみましょう!
謎の白い生物、現る!
物語はクライマックスへ。メイを探して塚森へ向かうサツキ。木のトンネルを必死に駆け抜けるシーン、覚えていますか?画面左には、お馴染みのススワタリ(まっくろくろすけ)が慌てて逃げていきます。そして、画面右上をよく見ると…白いフジツボのような、キノコのような、不思議な生物が3匹、画面の外へ消えていくのです。登場時間はわずか2秒ほど。一体これは何者なのでしょうか?
alt='サツキが木のトンネルを進むシーン。画面右上に白い生物が確認できる。'
絵コンテの秘密
ジブリ作品の魅力の一つは、詳細な絵コンテ集が出版されていること。早速『となりのトトロ スタジオジブリ絵コンテ全集<3>』で該当シーンを確認してみました。カット番号「857」…しかし、驚くべきことに、謎の生物に関する記述は一切ありませんでした。表情の変化まで細かく指示されている絵コンテに、なぜ白い生物は描かれていないのでしょうか?欠番や追加カットにも、それらしき記述は見当たりません。謎は深まるばかりです。
ススワタリとの関係は?
唯一の手がかりは、カット番号「857」の直前に書かれた宮崎駿監督のメモ。「これでススワタリの出番オワリ」。このメモは、謎を解く鍵となるかもしれません。謎の生物が登場する直前のカット番号「856」では、サツキを見送るススワタリが描かれています。これは映画本編と同じです。「ススワタリの出番オワリ」の直後に、白い生物が登場することに、何か意味があるのではないでしょうか?少なくとも、白い生物はススワタリの白いバージョンではないことは確かです。
アニメーション研究家の山田太郎氏(仮名)は、「ススワタリの退場と白い生物の登場は、単なる偶然ではなく、意図的な演出の可能性が高い」と指摘しています。例えば、森の精霊であるススワタリとは異なる、別の精霊の存在を示唆しているのかもしれません。
未だ解明されない謎
もしかしたら、この白い生物は、大人にしか見えない存在なのかもしれません。「子供のときにだけ あなたに訪れる不思議な出会い」であるトトロのように、大人だからこそ気づく、宮崎監督からのメッセージが隠されているのかもしれませんね。
ジブリ作品の魅力は、こうした謎解きの楽しさにもあります。あなたも、もう一度『となりのトトロ』を見直して、白い生物を探してみてはいかがでしょうか?もしかしたら、新たな発見があるかもしれません。
さらなる考察を求めて
この謎の白い生物について、何か情報をお持ちの方は、ぜひコメント欄で教えてください。みんなで一緒に、ジブリの謎を解き明かしていきましょう!また、jp24h.comでは、他にもジブリ作品に関する様々な記事を掲載しています。ぜひチェックしてみてください!