高齢の女性から現金300万円をだまし取ったとして、神奈川県警瀬谷署は14日、詐欺の疑いで、同県座間市入谷の解体工、飯島健司被告(20)=詐欺未遂罪で起訴=と、同市新田宿の大学3年、志村優容疑者(21)=詐欺未遂容疑で逮捕、処分保留=を再逮捕した。認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、9月20日、相模原市緑区に住む80代の無職女性宅に息子を装って「実は副業していて、部長に怒られた。300万円を用意しないと横領罪になるといわれたので、お金を用意してほしい」などと嘘の電話をかけ、現金300万円を詐取したとしている。
同署によると、飯島容疑者は女性宅に現金を受け取りに行った「受け子」とみられる。10月11日、共謀した氏名不詳者が同様の手口で息子を装って高齢者宅に電話をかけたところ、息子本人が電話に出たため、息子が同署に通報して事件が発覚。同日、「受け子」として自宅に現れた飯島容疑者が現行犯逮捕されていた。