定年退職後、生活にハリがなくなり、老け込んでしまう人が多いと聞きます。脳の老化は意欲や運動機能の低下を招き、見た目にも影響を与えます。しかし、精神科医の和田秀樹先生は、「働き続けることが老化防止の鍵」だと提唱しています。今回は、和田先生の著書『定年後の超・働き方改革 「楽しい仕事」が長寿に導く!』を参考に、医学的見地から「豊かな幸齢者」として生きる秘訣を探ります。
定年退職後の生活
働くことが健康長寿の秘訣?
慶應義塾大学の研究によると、定年退職後も働き続けている人は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが低く、健康状態が良い傾向があるそうです。 和田先生も、「多少の異常値があっても、若々しくイキイキとした高齢者が長生きするケースは多い」と述べています。 報酬の多寡よりも、長所を生かせる場所で楽しく働くことが、心身の健康、そして長寿につながるのです。
60代以上の方は、家庭や社会に貢献してきた人生のベテランです。 第二の人生は、まさに「本当の人生」の始まり。 猛烈に働く必要はありません。 ペースダウン、サイズダウン、そして自分らしくカスタマイズした働き方が大切です。
和田式・定年後をイキイキ過ごすための働き方改革5つのポイント
和田先生は、定年後は「楽しさ」「好き」「夢」を大切にすることを推奨しています。「老害」と言われることを恐れず、自分のスタイルで働くことが重要です。 「やりたいこと」を優先した働き方を実現するために、和田先生が提唱する「働き方改革」の5つのポイントをご紹介します。
1. 好きなことを仕事にする
自分の好きなこと、得意なことを仕事にしましょう。例えば、趣味のガーデニングを活かして、地域の公園のボランティアに参加するのも良いでしょう。料理が好きな方は、ケータリングサービスを始めるのも良いかもしれません。 情熱を注げる仕事を見つけることが、充実した定年後生活の第一歩です。
2. 新しいことに挑戦する
定年後は、新しいスキルを身につける絶好のチャンスです。例えば、パソコン教室に通ってプログラミングを学ぶ、語学学校で英会話を習得するなど、様々な可能性が広がります。 新しいことに挑戦することで、脳が活性化され、若々しさを保つことができます。料理研究家の山田花子さん(仮名)も、「新しいレシピに挑戦することで、常に刺激を受けています」と語っています。
3. 人との繋がりを大切にする
仕事を通じて、新しい人脈を広げましょう。 地域活動に参加したり、ボランティア活動に参加することで、様々な人と出会うことができます。 人との繋がりは、心の支えとなり、生活にハリを与えてくれます。 社会貢献活動に積極的に参加している田中一郎さん(仮名)は、「多くの人と関わることで、毎日が楽しく充実しています」と笑顔で語っています。
4. 健康に気を配る
健康は、充実した生活を送るための基盤です。 バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。 健康診断も定期的に受けるようにしましょう。 健康管理士の佐藤健二さん(仮名)は、「健康的な生活習慣を維持することが、若々しくいる秘訣です」とアドバイスしています。
5. 常に学び続ける
常に新しい情報を吸収し、学び続ける姿勢を大切にしましょう。 新聞や雑誌を読んだり、セミナーに参加したりすることで、知識や視野を広げることができます。 学ぶことは、脳を活性化させ、老化防止にも繋がります。
新しいことに挑戦
定年退職は、人生の終わりではなく、新たなスタートです。 「楽しさ」「好き」「夢」を大切にし、自分らしい働き方を見つけることで、豊かな幸齢者としての人生を歩むことができるでしょう。