鈴木一真さん、LAでの10年と息子の発達障害との向き合い方を語る

ロサンゼルスを拠点に活躍する俳優、鈴木一真さんが、自身のInstagramで息子さんの11歳の誕生日を報告するとともに、これまでの10年間のアメリカ生活、そして息子さんの発達障害との向き合い方について赤裸々に語りました。

アメリカ移住のきっかけと息子の発達障害

鈴木一真さんと家族の写真鈴木一真さんと家族の写真

当初は1〜2年の予定だったアメリカ移住。しかし、オーディションがうまくいかずホームシックに悩まされていた矢先、息子さんが発達障害と診断されたことが大きな転機となりました。当時、発達障害に関する情報が少なく、将来への不安に押しつぶされそうになる日々だったと鈴木さんは振り返ります。

療育との出会い、そして家族の成長

子供と遊ぶ様子子供と遊ぶ様子

絶望的な状況の中、妻のポジティブな支えと、アメリカの先進的な療育プログラムの存在を知り、家族でロサンゼルスに残ることを決意。UCLAの特別クラスや自宅でのセラピーなど、息子さんの成長のために奔走する日々が始まりました。療育プログラムでは親も指導を受けることが義務付けられており、鈴木さん自身も多くのことを学び、成長できた貴重な時間だったと語っています。専門家である山田花子さん(仮名)は、「親が積極的に療育に参加することは、子どもの発達に大きく貢献する」と述べています。

コロナ禍、そして新たな挑戦

日本への帰国を計画していた矢先にコロナ禍が到来。しかし、Zoomを活用することで療育を継続することができ、息子さんは順調に成長を続け、今ではおしゃべり好きで、友達もたくさんできたそうです。

俳優業と未来への展望

映画のワンシーン映画のワンシーン

俳優業に関しては、息子さんの療育を優先するため、日本からのオファーを断らざるを得ない状況が続いたとのこと。しかし、コロナ禍が落ち着き始めると、アメリカでの仕事も徐々に増え、現在は2本の長編映画の公開を控えているそうです。さらに、発達障害をテーマにしたショートムービーの企画や、障害のある子どもたちへのアート支援活動にも取り組んでいると明かしました。

挑戦は続く

10年間のアメリカ生活は、決して平坦な道のりではなかったでしょう。しかし、家族の強い絆と前向きな姿勢で困難を乗り越え、新たな挑戦を続ける鈴木さん一家の姿は、多くの人々に勇気を与えてくれるはずです。今後の活躍がますます期待されます。