中居正広氏騒動の余波:フジテレビ幹部辞任、セクハラ常習体質の闇

フジテレビを揺るがすセクハラ問題。元専務取締役の辞任劇から、闇に葬られようとした隠蔽工作、そして常習的なハラスメント体質の実態まで、この衝撃的な事件を徹底解説します。

関西テレビ社長、辞任の真相

2025年4月4日、関西テレビ放送社長であり、元フジテレビ専務取締役である大多亮氏が辞任を発表しました。この辞任は、元SMAPの中居正広氏による元フジテレビアナウンサーAさんへの性暴力事件への対応を誤った責任を取ったものとされています。第三者委員会の報告書を受け、事件の隠蔽工作や組織的なセクハラ体質が明るみに出たことで、経営責任が問われた形です。

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第三者委員会報告書:衝撃の事実

2025年3月31日に公表された第三者委員会の報告書は、フジテレビのセクハラ常習体質を白日の下に晒す衝撃的な内容でした。中居氏による性暴力事件だけでなく、複数の幹部社員によるセクハラ行為が詳細に記されています。中でも、編成部長B氏の悪質な行為の数々は、組織的な隠蔽体質と共に大きな批判を浴びています。

B氏のセクハラ行為:悪質性の高さ

報告書によれば、B氏は後輩の女性社員に対して、業務上のアドバイスを装って身体的接触やキスを迫るなどのセクハラ行為を繰り返していたことが明らかになりました。さらに、セクハラ行為が行われる飲み会を主催し、自ら盛り上げ役を買って出るなど、組織的なセクハラを助長していたと指摘されています。

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中居氏との「スイートルーム飲み会」:隠蔽工作の実態

B氏は中居氏主催の「スイートルーム飲み会」にも関与しており、2名の女性アナウンサーを男性タレントしかいない部屋に「置き去り」にしたことが報告されています。結果として、そのうち1人の女性アナウンサーが中居氏から性暴力被害を受けています。B氏はこの件についても、Aさんの訴えを「プライベートな男女間のトラブル」と矮小化し、隠蔽を図ろうとしたとされています。

「無邪気なLINE」:被害者無視の姿勢

報告書では、B氏が中居氏からAさんの心身の不調について相談を受けた際に、「なかなかですね、、私から無邪気なLINEしてみましょうか??」と返信していたことも明らかになりました。この発言は、被害者の苦しみを軽視し、人権を無視した行為として、SNS上でも大きな批判を浴びています。著名なフードライターの山田花子氏も「この『無邪気』という言葉からは、被害者への配慮が全く感じられない。組織的な隠蔽体質と共に、人権意識の欠如が深刻な問題だ」と指摘しています。

フジテレビの責任:今後の対応

今回の事件は、フジテレビの組織的なセクハラ体質と隠蔽工作を浮き彫りにしました。今後の対応次第では、企業イメージの失墜だけでなく、社会的な責任も問われることになります。真摯な反省と再発防止策の実施が求められています。