TOKIO解散の波紋広がる松岡昌宏氏の過去の発言と国分太一氏との関係性

6月25日、人気グループTOKIOが同日をもって解散したことが発表され、日本中に大きな衝撃が走った。この電撃的なグループの終焉が惜しまれる中、SNSではメンバーである松岡昌宏氏が過去に行った発言が改めて注目を集め、拡散されている。特に、メンバー間の関係性、中でも国分太一氏に向けられた松岡氏の言葉に多くの関心が寄せられている。

TOKIO解散の発表に先立つ6月20日には、国分太一氏のコンプライアンス違反による無期限活動休止が明らかになったばかりだった。この不祥事はグループ全体に無視できないほど大きな影響を与えたとされる。株式会社TOKIOの公式サイトでは、現在の状況下でグループが信頼を得続けることが困難であるとの判断から解散に至ったと説明されている。国分氏のコンプライアンス違反の詳細については公表されていないものの、一部報道では、番組制作に携わる女性スタッフに対し不適切な写真の要求を行ったとされ、これがセクシャルハラスメントに該当する可能性が指摘されている。

国分氏の活動休止発表からわずか一週間足らずでのTOKIO解散という、一連の混乱が続く中で、松岡氏がかつて語ったTOKIOメンバーに関する発言がSNS上で注目されている。話題となっているのは、2024年8月28日に松岡氏の公式YouTubeチャンネルに投稿された動画の一部だ。その動画の中で、松岡氏は六本木の街を歩きながら、デビュー間もない頃に山口達也氏と国分氏と共に東山紀之氏の自宅に居候していた際のエピソードを語っていた。

[ TOKIO解散の波紋広がる松岡昌宏氏の過去の発言と国分太一氏との関係性

TOKIO解散発表後に撮影された松岡昌宏氏の様子](https://news.yahoo.co.jp/articles/7761f020c98dcff070e51e1e74bc03800f6389bd/images/000)

その際、同行していたスタッフが「一番だらしないメンバーは誰でしたか？」と質問したのに対し、松岡氏は間髪入れずに「国分さん」と即答していたのだ。この動画の一部がSNS上で切り抜かれ、「真っ先に国分さんって答えてる」「やっぱりね」といった納得や同意を示す声と共に拡散されている。国分氏の活動休止発表以降、複数のメディアで彼の仕事現場での問題のある言動が報じられていることもあり、松岡氏の過去の発言を現在の状況に対する「答え合わせ」のように受け止める人も少なくないようだ。

1994年にCDデビューを果たしたTOKIOは、リーダーの城島茂氏、松岡昌宏氏、国分太一氏という現在の3人に加え、かつては山口達也氏（2018年契約解除）と長瀬智也氏（2021年退所）を加えた5人組として活動していた。長い年月を共にし、苦楽を分かち合ってきたメンバーたちだが、その間柄についてファンから心配されるような“疑惑”も報じられている。

6月25日に報じられた「文春オンライン」の記事では、国分氏と山口氏がかつて、スタジオで松岡氏に対して陰湿な“イジり”を行っていたと伝えられた。国分氏は松岡氏よりも早く旧ジャニーズ事務所に入所しており、TOKIO結成前はSMAPの前身グループである「スケートボーイズ」のメンバーとしても活動していた。年齢も国分氏が松岡氏より上であり、同じグループ内でも松岡氏にとっては先輩にあたる存在だった。そうした背景も相まって、国分氏からの“イジり”を松岡氏がどのように受け止めていたのか、あるいは受け入れざるを得なかったのか、といった点が懸念されている向きもある。

TOKIOの冠番組である日本テレビ系「ザ！鉄腕！DASH！！」をはじめ、多くの仕事で長年共にしてきた国分氏と松岡氏。しかし、松岡氏が国分氏に対して見せる態度は、他のメンバーに対するものと異なる部分があったとも言われている。

松岡氏は、城島氏や山口氏のことを親しみを込めて「兄ぃ」と呼び、彼らに対する敬意を公言することもあった。一方で、国分氏のことは一貫して「国分さん」と、さん付けで呼ぶことが多かったようだ。ファンの間でも、以前から松岡氏と国分氏の間には他のメンバーとの間に比べてやや「距離」があるように感じている人がいたと言われている。

6月26日付の「サンケイスポーツ」の記事によると、TOKIOの解散について最終的に話し合ったのは城島氏と松岡氏の2人で行われたと伝えられている。これは、問題を起こした国分氏に対して、リーダーである城島氏とグループの方向性を担う松岡氏が厳しい姿勢を見せた結果とも考えられる。しかし、30年以上にわたり苦楽を共にしてきたグループが、メンバー間の関係性にわだかまりを残すかのような形で終焉を迎えることになり、複雑な感情、いわゆる「モヤモヤ」した思いを抱くファンも少なくないだろう。

解散の要因の一端となった国分氏に対して、松岡氏が何を思うのか。その真意は計り知れない。

参考文献: