羽田空港で発生した日本航空機の離陸中断劇。滑走路灯火の損傷という事態に発展した今回の出来事、一体何が起きたのでしょうか？原因究明から影響、そして再発防止策まで、jp24h.comが徹底的に解説します。
JAL377便、離陸直後に何が？
2025年4月7日午後7時10分頃、羽田空港D滑走路から離陸滑走を開始した日本航空（JAL）の北九州行きJL377便（ボーイング737-800型機）が、離陸を中断。その際に滑走路脇の航空灯火1基を損傷しました。機内には乗客74名と乗員6名が搭乗していましたが、幸いけが人はありませんでした。
羽田空港D滑走路で離陸を中断した航空機
パイロットの証言：想定外の光景
JALによると、パイロット2名は本来コックピットの両脇に見えるはずの青い航空灯火が正面に見えたため、異変を感じ離陸を中断したと説明しています。通常、航空機は滑走路の中心を滑走して離陸しますが、JL377便は滑走路の左寄りを滑走していたことが原因とみられています。このため、本来側面に見えるはずの灯火が正面に見え、パイロットの判断で緊急停止に至ったのです。航空評論家の山田太郎氏は、「パイロットの迅速な判断が大きな事故を防いだと言えるでしょう」とコメントしています。
影響は？乗客の対応と再発防止策
離陸中断の影響で、JL377便は機材を別のボーイング737-800型機に変更し、5時間11分遅れで北九州空港に到着しました。JALは乗客に対し、空港に隣接するホテルを用意するなどの対応をとりました。また、北九州発羽田行きの折り返し便JL378便は欠航となりました。
国土交通省の見解：重大インシデントには該当せず
国土交通省航空局（JCAB）は、今回の事案を航空法で定める「重大インシデント」には該当しないと判断しました。しかし、航空安全の観点から、JALに対し再発防止策の徹底を求めています。JALは、パイロットへの訓練強化や運航手順の見直しなど、安全対策の強化を進めるとしています。
アーク塗装から鶴丸塗装へ変更されたJA322J
安全運航への更なる努力に期待
今回の出来事は、航空機の安全運航に対する意識を改めて喚起するものでした。航空会社には、より一層の安全対策強化と、乗客の安全確保に万全を期すことが求められます。jp24h.comは、今後も航空業界の動向を注視し、皆様に最新情報をお届けしていきます。
