桜を見る会「安倍首相は国会で説明を」 立民・枝野代表と自民・石破氏が一致



枝野幸男官房長官(当時、右)と自民党の石破茂政調会長(当時)=平成23年5月20日、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 立憲民主党の枝野幸男代表と自民党の石破茂元幹事長は16日のBS朝日番組収録で、首相主催の「桜を見る会」をめぐり、安倍晋三首相は国会で説明責任を果たすべきだとの認識で一致した。枝野氏が、桜を見る会に関する一連の疑惑について安倍首相は国会で説明すべきだと強調すると、石破氏も「どの場所が一番ふさわしいのかと言ったら国会に決まっている」と同調した。石破氏は、自民党が野党側が求める首相出席の国会審議に応じなければ、「自民党が(責任を)問われることになる」とも述べた。

 安倍首相は桜を見る会の前日に行われた自身の後援会の夕食会について違法性を否定している。しかし、枝野氏は「明確な脱法行為だ」と指摘し、厳しく追及する考えを示した。

 収録では、枝野氏が安倍首相に批判的な石破氏との連携について「自民党にいる方でも政策的に一致してもらえるなら門戸を閉ざすつもりはない」と発言。石破氏を念頭に「選挙もなく首相を代えることができるのは自民党だけだ」と語る場面もあった。

 こうした“揺さぶり”に対し、石破氏は「自民党をもう一回、国民から信頼してもらえる党にするのが私の仕事。野党と組むなんて今、考えていない」と色をなして反論した。



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