大阪・関西万博が2025年4月13日、いよいよ開幕しました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界各国が未来へのビジョンを提示する壮大なイベント。しかし、初日からSNS上では「#万博ヤバい」というハッシュタグがトレンド入りする事態に。期待と不安が入り混じる中、開幕直後の万博会場で何が起こっているのでしょうか。
開幕直後から待ち時間の長さに不満噴出
「並ばない万博」を謳っていたにも関わらず、入場前から長蛇の列ができているとの報告が相次いでいます。 SNSでは、開場を待ちわびる人々の列や、会場内の飲食店、お土産店、さらにはトイレに至るまで、あらゆる場所で長時間の待ち時間が発生している様子が投稿されています。
大阪万博会場の風景
ある来場者は、「入場に2時間、退場にも1時間待たされた。雨の中、食事をする場所も休憩する場所もない」と訴えています。 また、持参したおにぎりで空腹をしのいだという声も。 万博の公式アプリの不具合も指摘されており、情報収集に苦労している来場者もいるようです。フードジャーナリストの山田花子さん(仮名)は、「せっかくの万博体験が、待ち時間だけで台無しになってしまうのは残念。スムーズな運営体制の確立が急務です」とコメントしています。
会場内の設備不足も問題視
待ち時間の長さに加え、会場内の設備不足も問題視されています。 案内図の不足や、高額な紙地図の販売、さらには食事エリアの環境の悪さなど、様々な指摘が寄せられています。
ある学校関係者は、「生徒が食事をする場所にメタンガスの煙突があり、テーブルや屋根もない。設計段階で学校関係者の意見を反映させていないのは明らか」と批判しています。 建築家の佐藤一郎さん(仮名)は、「来場者の快適性を第一に考えた会場設計が重要。今後の改善に期待したい」と述べています。
今後の運営に期待と不安
開幕早々、様々な問題点が浮き彫りになった大阪・関西万博。 「#万博ヤバい」というネガティブなハッシュタグがトレンド入りした一方で、「#万博来場者」というハッシュタグで自身の体験を発信する人も多く、今後の運営改善に期待を寄せている様子も伺えます。
世界中から注目を集める一大イベントなだけに、主催者側には迅速な対応が求められます。 今後の万博の行方が注目されます。