いきものがかり水野良樹、SNS閉鎖の裏にチケット販売苦戦の影?

いきものがかりのギター、水野良樹さんが自身のX(旧Twitter)アカウントを閉鎖したことが話題となっています。長年ファンとの交流の場として活用してきたSNSですが、その背景には、意外な事情が隠されているようです。一体何が彼をSNSから遠ざけたのでしょうか? 本記事では、水野さんの決断の理由と、日本の音楽業界が抱える課題について迫ります。

SNS疲れ? それとも…? 水野良樹、Xアカウント閉鎖の真相

4月14日、いきものがかりのギター、水野良樹さんが自身のXアカウントを閉鎖しました。「15年やったんで、もういいだろって感じで」と、一見あっさりとした閉鎖宣言でしたが、800字近い長文メッセージには、複雑な心境が綴られていました。

水野良樹さん水野良樹さん

水野さんは、SNSの運用に負担を感じていたことを明かしつつも、閉鎖のタイミングの悪さについても自虐的に言及。新アルバムリリースや全国ツアー「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2025 〜ASOBI〜」を控えている最中での閉鎖は、「考えうるなかで最悪のタイミング」だと綴っています。

チケット販売の苦戦がSNS閉鎖の引き金に?

水野さんのメッセージからは、ツアーチケットの売れ行きが芳しくないことが読み取れます。音楽関係者によると、いきものがかりのツアーチケットは全会場指定席で、価格は1枚9,600円(税込)。ファンクラブ先行や各プレイガイドでの抽選販売が行われていますが、売れ行きは伸び悩んでいるようです。

実は、最近では三浦大知さんも自身のツアーチケットの売れ行きが芳しくないことをSNSで告白しており、人気アーティストでさえチケット販売に苦戦している現状が浮き彫りとなっています。

音楽業界の新たな課題:ライブチケット販売の苦戦

いきものがかりや三浦大知さんの例は、日本の音楽業界が抱える新たな課題を象徴しています。CDの売上が低迷する中、ライブはアーティストにとって重要な収入源となっていますが、チケット販売の苦戦は大きな痛手となります。

背景にある要因とは?

チケットが売れない背景には、様々な要因が考えられます。音楽評論家の山田一郎氏(仮名)は、「ストリーミングサービスの普及により、音楽を気軽に楽しめるようになった反面、ライブの価値が相対的に低下している可能性がある」と指摘します。また、子育て世代のファンがライブに足を運びにくくなっていることや、チケット価格の高騰なども影響していると考えられます。

いきものがかりライブいきものがかりライブ

SNS閉鎖後もファンとの繋がりは続く

水野さんは最後の投稿で、SNSを閉鎖してもライブや音源、文章を通してファンとの交流を続けていくと表明しています。SNSというツールはなくなっても、ファンとの繋がりはこれからも大切にしていくという強い意志が感じられます。

今後のいきものがかりの活動、そして日本の音楽業界の動向に注目が集まります。