小堺一機、昼番組での“激怒事件”を告白 ADに手を出した過去と明石家さんまの反応

タレントの小堺一機氏(69)が、ABCテレビの番組「これ余談なんですけど…」に出演し、自身が31年間にわたり司会を務めた昼番組「ライオンのいただきます」「-ごきげんよう」に関する知られざるエピソードを語った。その中で、かつて番組中にスタッフに対して激怒し、手を出してしまった経験を初告白し、共演者を驚かせた。

過去の番組で発生した“激怒事件”

小堺氏によると、事件はリハーサルを全く行っていないコントをゲストに行わせようとした際に起こったという。セットが組まれ、観客もいる状況だったが、ゲストとして出演していた女性アイドルが戸惑っている様子だった。その時、あるAD(アシスタントディレクター)がそのアイドルに対し、「出て!いいから出て!」と強引にステージへ押し出そうとしたのを目撃した小堺氏は、思わず「ちょっと待って!」と制止した。

観客にも「すみません」と謝罪した後、小堺氏はそのADに対して「何だよこれ!この野郎!」と激しい言葉を浴びせ、さらに手が出てしまったことを明かした。長年のキャリアで冷静沈着なイメージが強い小堺氏にとって、極めて異例の出来事だったという。

昼番組司会者 小堺一機が過去の激怒事件を語る様子昼番組司会者 小堺一機が過去の激怒事件を語る様子

初めての「楽屋にこもる」経験

この一件の後、小堺氏は「初めて楽屋にこもっちゃった」と振り返った。そして、「その時思った。楽屋にみんなこもるのは、他に行き場所がないからだな」と、当時の心境と共に、多くの演者が直面する状況への気づきを語った。極度の緊張や感情の起伏がある生放送の現場ならではの一幕だったのかもしれない。

噂の広まりと明石家さんまの反応

事件の翌日は金曜日で、「笑っていいとも!」からの流れで明石家さんま氏が同じ局に出演する日だったという。小堺氏がさんま氏の楽屋へ挨拶に行くと、さんま氏は開口一番、「おおっ!暴力タレント来たで、おい!」と声をかけてきたと明かした。既に現場で噂になっていたことに、小堺氏は驚きつつも、「あの人、スパイいっぱいいますよ」と冗談交じりに返し、笑いを誘った。長年の友人であるさんま氏らしい、ユーモアを交えた反応だった。

結論

小堺一機氏が明かした昼番組での激怒エピソードは、長年プロとして第一線で活躍してきた人物の内面や、テレビ制作現場の知られざる一面を垣間見せるものだった。予期せぬ状況下でのプロとしての対応、そして感情のコントロールの難しさ、さらに同業者間の人間関係や情報の伝わり方など、様々な示唆に富む出来事として語られた。

参照元: Yahoo!ニュース (daily.co.jp)