【大阪万博】開幕初日、ミャクミャク様に会うまで2時間待ち!入場ゲート大混雑の真相とは?

大阪・関西万博、待望の開幕!…と思いきや、初日から入場ゲートには長蛇の列。「並ばない万博」はどこへやら、2時間待ちの現実に多くの来場者が戸惑いました。雨風吹き荒れる中、ミャクミャク様を拝むため、ひたすら耐え忍んだ人々の姿をレポートします。一体なぜ、このような事態になってしまったのでしょうか?

電波状況が悪化!QRコード表示に手間取る来場者続出

大阪万博の東ゲートの様子。多くの人が列をなしている。大阪万博の東ゲートの様子。多くの人が列をなしている。

万博入場には、事前にオンラインで購入したチケットのQRコード提示が必要でした。しかし、会場周辺の電波状況が悪く、QRコードが表示できない人が続出。スマートフォンの画面と格闘する姿があちこちで見られました。「せっかく来たのに…」「早くミャクミャク様に会いたいのに…」と、焦りと落胆の声が漏れていました。 通信環境の整備不足が、入場遅延の大きな要因となったと言えるでしょう。

想像を絶する人波!ディズニーの約2倍、USJの3.5倍

日本国際博覧会協会によると、開幕初日の来場者数は約14万人。これは東京ディズニーリゾートの約2倍、USJの3.5倍に相当します。地方遊園地であるひらかたパークに至っては約50倍もの人々が押し寄せた計算になります。これだけの規模の人々を受け入れるには、会場側の準備が不足していたと言わざるを得ません。

東ゲートの荷物検査は長蛇の列!大回り動線も混乱に拍車

筆者は東ゲートから入場を試みました。約30ある荷物検査カウンターのうち、稼働していたのは25程度。各カウンターには200~300人が待機し、長蛇の列を成していました。さらに、本来300mほどの入場経路が、800mもの大回り動線に変更されていました。この非効率的な導線も、待ち時間を長引かせる一因となったと考えられます。

大阪万博の公式キャラクター、ミャクミャク。大阪万博の公式キャラクター、ミャクミャク。

私自身、夢洲駅改札を通過したのが12時26分、入場できたのは14時30分。実に2時間もの間、雨風にさらされながら待つことになりました。

開幕初日の混乱から学ぶべきこと

今回の混雑は、事前の想定不足と準備不足が露呈した結果と言えるでしょう。今後の円滑な運営のためには、通信環境の改善、入場ゲートの増設、効率的な動線の確保など、早急な対策が必要です。 「夢の万博」を実現するためには、来場者の快適な体験を第一に考えた運営体制の構築が不可欠です。

今後の万博運営に期待

開幕初日の混乱は残念でしたが、多くの人々が万博に期待を寄せているのも事実です。今後の運営改善に期待し、より多くの人々が快適に万博を楽しめるよう願っています。