新駐日米国大使グラス氏、日米関係強化への意欲表明!関税交渉合意にも楽観的

日米関係の今後を担う新駐日米国大使、ジョージ・グラス氏が2024年2月18日、羽田空港に到着しました。グラス氏は到着後の記者会見で、日米間の関税交渉合意に「非常に楽観的」との見解を示し、今後の日米関係強化への強い意欲を表明しました。

グラス新大使、関税交渉の早期妥結に自信

グラス氏は、これまで対日貿易赤字の削減や防衛費増額に関して日本に厳しい姿勢を示してきたとされています。しかし、今回の会見では、日米間の関税交渉について「非常に楽観している」と述べ、早期妥結への自信をのぞかせました。

「トランプ大統領も交渉に積極的に関与しており、日本との交渉を最優先事項と位置づけている。交渉は必ず成功すると確信している」とグラス氏。大統領の強いリーダーシップと、日米双方の協力によって、互恵的な合意が実現すると期待されています。専門家の中には、この交渉の成功が、今後のアジア太平洋地域の経済発展に大きく貢献するとの見方もあります。(国際経済研究所 山田一郎氏談)

alt グラス氏夫妻、羽田空港に到着alt グラス氏夫妻、羽田空港に到着

経済・安全保障、日米の揺るぎない絆を強調

グラス氏は、第1次トランプ政権でポルトガル大使を務めた経験に触れ、「経済関係、友情、そして信頼を強化したい」と抱負を語りました。日米両国の経済的な結びつきをさらに深め、相互理解に基づいた揺るぎない関係を築きたいという強い思いが伝わってきます。

さらに、中国やロシアを念頭に、日米の安全保障協力についても言及。「真のパートナー、同盟国、そして友好国であるという見本を世界中に示す」と強調しました。これは、インド太平洋地域における平和と安定のために、日米同盟が重要な役割を果たしていくという決意の表れと言えるでしょう。防衛専門家の佐藤恵子氏は、「日米の連携強化は、地域の安全保障にとって不可欠だ」と指摘しています。(防衛研究所 佐藤恵子氏談)

グラス大使、日米の未来への展望

グラス新大使の就任は、日米関係の新たな章の始まりと言えるでしょう。関税交渉の行方や、安全保障協力の進展など、今後の動向に注目が集まります。日米両国が緊密に連携し、共通の課題に取り組むことで、世界の平和と繁栄に貢献していくことが期待されます。

alt グラス氏、記者会見で発言alt グラス氏、記者会見で発言

日米友好の象徴とも言える桜の季節に、グラス新大使が日本に新たな風を吹き込んでくれることを期待したいですね。