韓国の人気ガールズグループ「今月の少女(LOONA、ルーナ)」のメンバー全員が、所属事務所「ブロックベリー・クリエイティブ」を離れることが確定しました。長きに渡る事務所との法廷闘争の末、ついに終止符が打たれたのです。今回は、その背景や詳細、今後の展望について詳しく解説します。
事務所との確執、ついに決着!
2023年4月17日、ソウル北部地裁は、「今月の少女」のメンバー5人が所属事務所「ブロックベリー・クリエイティブ」を相手に提起した専属契約無効訴訟で、一部勝訴の判決を下しました。
今月の少女のメンバー達
これにより、メンバー全員が事務所を離れることが確定。2017年のデビュー以来、様々な困難を乗り越えてきた彼女たちにとって、新たな門出となるでしょう。
契約無効訴訟の経緯と判決内容
メンバー5人は、専属契約自体の無効を主張する「主位的請求」と、契約解除を求める「予備的請求」を提起していました。地裁は主位的請求は棄却したものの、「付属合意の無効」を認めました。これは実質的に契約終了を意味するもので、メンバーにとっては大きな勝利と言えるでしょう。
実は、2023年6月にもメンバーは契約効力の停止を求める仮処分を申し立て、裁判所に認められていました。今回の判決は、その流れを汲むものであり、長きにわたる争いに終止符を打つものとなりました。
韓国の芸能法専門家、イ・ジョンソク氏(仮名)は、「今回の判決は、アーティストの権利保護という観点からも重要な意味を持つでしょう。不当な契約内容に苦しむ他のアーティストたちにとっても、希望となる判決と言えるでしょう」と述べています。
チュウの脱退を皮切りに、次々とメンバーが事務所離脱
今回の判決以前にも、「今月の少女」はメンバーの脱退や事務所との法的争いが続いていました。2022年にはメンバーのチュウが脱退。その後、チュウは専属契約の効力不存在確認訴訟で最終勝訴しています。
他のメンバーであるキムリップ、ジンソル、チェリ、ヒジンらも仮処分申請で勝訴しており、今回の判決で残りの5人も事務所を離れることが確定しました。
今後の「今月の少女」はどうなる?
全員が事務所を離れることになった「今月の少女」。彼女たちの今後の活動については、まだ明確な情報は出ていません。しかし、個々のメンバーの才能と魅力は高く評価されており、それぞれが新たな道で活躍することが期待されます。
今後の動向については、引き続き注目が集まるところです。彼女たちの新たな挑戦を応援し、今後の活躍に期待しましょう。