中山美穂さんのお別れ会が4月22日、東京国際フォーラムで執り行われ、小泉今日子さんが涙ながらに弔辞を読み上げました。多くのファンや関係者に見守られる中、二人の強い絆が改めて感じられる感動的な式となりました。この記事では、小泉今日子さんの弔辞を中心に、中山美穂さんとの思い出を振り返ります。
小泉今日子、中山美穂さんとの深い絆を語る
小泉今日子さんは、中山美穂さんとは16歳の頃に出会い、すぐに友達になったと語りました。「旅行に行ったり、一緒にお酒を飲んではしゃいだり。楽しい青春をたくさん過ごしました」と、まるで本当の姉妹のような親密な関係性を築いていたことが伺えます。実の姉のように慕っていた中山美穂さんのお別れ会で、小泉さんは「あなたへのお別れの言葉を述べる未来は想定外でした」と声を震わせ、深い悲しみを表現しました。
小泉今日子と中山美穂さんの笑顔
「中山美穂のトリセツ」5カ条で故人を偲ぶ
小泉さんは、弔辞の中で「中山美穂のトリセツ」と題し、5つの項目を読み上げました。これは、中山美穂さんの性格や癖をよく知る小泉さんだからこそ語れる、愛情のこもったメッセージでした。
中山美穂さんの人となり
- 楽しくはしゃいでいる時は心に大きな問題を抱えていることがあるので寄り添って目を離さないでください。
- 機嫌が悪そうに見える時はおいしい食べ物やお酒を与えると簡単にご機嫌になります。
- 自分の気持ちを言葉にするのが苦手なので限界に達してしまった時は抱きしめてあげてください。
- 根が優しいのでだまされたり利用されたりすることがあるので守ってあげてください。
- 根が素直なのでよく泣きます。ぽろぽろ大粒の涙を流しますので常にハンカチのご用意を。
これらの言葉からは、繊細で優しく、そして時に脆さも持ち合わせていた中山美穂さんの人となりが垣間見えます。小泉さんは、彼女のそんな一面を深く理解し、大切に思っていたのでしょう。
800人の関係者、1万人以上のファンが最後の別れ
お別れ会には、約800人の関係者と1万人以上のファンが参列し、中山美穂さんに最後の感謝を伝えました。国民的アイドルとして活躍した中山美穂さんの早すぎる死に、多くの悲しみの声が寄せられています。 小泉さんは最後に、「美穂、さようなら。美穂、ありがとう。可愛い妹。美穂、元気でね」と何度も名前を呼び、涙を流しました。二人の深い絆、そして中山美穂さんの存在の大きさが改めて感じられる、感動的な弔辞でした。