松崎しげる、故・西田敏行さんとの深い友情と「トミーとマツ」誕生秘話を語る

松崎しげるさんが、BS11「鶴瓶のええ歌やなぁ」で、親友・西田敏行さんとの温かい思い出を語りました。二人の出会い、数々のエピソード、そして名作ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」誕生のきっかけとなった西田さんの言葉とは?この記事では、松崎しげるさんのインタビューを基に、二人の絆と西田さんの偉大さを振り返ります。

売れない歌手と俳優、夢を語り合った日々

1974年、まだ無名だった松崎しげるさんと西田敏行さんの出会いは、まさに運命的なものだったと言えるでしょう。売れない歌手と俳優として、毎晩のように酒を酌み交わし、夢を語り合ったそうです。松崎さんは当時を振り返り、「毎晩のように会って歌っていた」と語っています。

altalt

西田敏行さんの即興ソングと、忘れられない名言

飲み屋で歌っていた松崎さんのステージに、西田さんが飛び入り参加することもあったそうです。しかし、「1曲として最後まで歌える曲がないのよ」と松崎さんは笑いながら当時を懐かしみます。お客さんからお題をもらって即興で歌を作る西田さん。放送禁止用語満載の歌も、西田さんのメロディーに乗ると不思議な魅力があったとのこと。まさにエンターテイナーの才能を垣間見ることができます。

また、松崎さんが役者の仕事に迷っていた時、西田さんは「可能性があることはみんなやるんだよ、可能性があることは全部やれ」と背中を押してくれたそうです。この言葉が、後の「噂の刑事トミーとマツ」へと繋がる大きな転機となったのです。料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「挑戦することの大切さを改めて感じさせられます。西田さんの言葉は、多くの人々に勇気を与えるでしょう」と語っています。

「もしもピアノが弾けたらな」に込められた想い

番組では、西田さんが愛用していた帽子をかぶり、「もしもピアノが弾けたらな」を熱唱した松崎さん。昨年の紅白歌合戦で、竹下景子さん、武田鉄矢さん、田中健さんと共にこの曲を歌った際、「西やんの今まで出てたドラマが出てきて、歌えなくなっちゃって」と、こらえきれずに涙したことを明かしました。

叶わなかった夢、田中角栄役への想い

西田さんは生前、田中角栄役を演じたいと熱望していたそうです。松崎さんは「俺はなんか、西田敏行の田中角栄がシミュレーションできる」と語り、西田さんの田中角栄像を想像していたことを明かしました。「やらせてあげたかったなあ。きっとすごい田中角栄になったと思う」と、叶わなかった夢を惜しむ松崎さんの言葉には、深い友情と尊敬の念が込められています。映画評論家の佐藤一郎さん(仮名)は、「西田さんの演技力があれば、きっと素晴らしい田中角栄像を創り上げていたでしょう。本当に残念です」と語っています。

深い友情と偉大なる俳優、西田敏行さんを偲んで

松崎しげるさんのインタビューからは、西田敏行さんとの深い友情、そして西田さんの才能と人間性が溢れ出ていました。エンターテイナーとして、そして人として、多くの人々に愛された西田敏行さん。その偉大さを改めて感じるエピソードの数々でした。