元「TOKIO」メンバーでミュージシャンの長瀬智也氏(46)が6日、静岡県の富士スピードウェイで開催された二輪バイクレースに出場し、グループの解散後初めてメディアの取材に応じました。メンバーの国分太一氏(50)のコンプライアンス違反による無期限活動休止を受け、先月25日にTOKIOは解散を発表しています。解散について問われた長瀬氏は、「TOKIOのことに関しては俺から言うことではない」と述べ、詳細な言及を避けました。
長瀬智也の現在とTOKIOへの言及
2021年にTOKIOを脱退した長瀬氏は現在、プロのレーサーとして二輪レースに本格的に参戦するほか、自身のロックバンド「KODE TALKERS」のボーカルとしても音楽活動を続けています。この日、レースを終えた長瀬氏は取材に対応。TOKIOに関するコメントを求める記者団に対し、「あんまり人のことは言いたくない」と改めて語りました。これは、解散という困難な決断を下したリーダーの城島茂氏(54)や松岡昌宏氏(48)の複雑な心境を思いやり、あえて直接的な言及を避けたものとみられています。
バイクレースに出場し力走する長瀬智也
インスタグラム「ヤラセだらけの世界」投稿の真意
先月20日、国分氏の活動休止が発表された直後、長瀬氏が自身のインスタグラムに「ヤラセだらけの世界に疲れたらレースをおすすめします」と投稿したことが大きな話題となりました。この投稿の意図について取材陣が質問すると、長瀬氏は「真意なんてありませんよ」ときっぱり否定しました。続けて、「僕はヤラセが悪いと言っているわけではないんです。ヤラセは面白い。演技なんてヤラセの極みですよ」と前置きした上で、「でもレースの世界に入ってみたら、そういうわけにはいかない。自分がやりたいことが、かっこよくできているのが大事ということを言いたいだけ」と説明。この投稿がTOKIOのメンバーに向けられたものではなかったことを強調しました。
バイクレース後の表彰台で笑顔を見せる長瀬智也
今後の展望と活動方針
今後、城島氏も松岡氏も、そして活動再開を目指す国分氏も、それぞれ個人として活動していくことになります。長瀬氏自身の今後の活動について聞かれると、「人生は楽しく歩んでいきたい。楽しければ何でもいいし、かっこよければ何でもいい」と語り、自身の現在の活動スタイルを今後も貫いていく考えを示しました。「ろくでもない人生ですよ。でも僕は今こうして人に恵まれた」と自身の現状を謙遜しつつ、「人生を考えるよりも、もっと速く走れるようになりたい、どんな音楽をやるかを考えている方がいい」と、自身の情熱を注ぐ分野を追求していく意向を改めて表明しました。
結論
今回の取材対応から、長瀬智也氏は元メンバーの状況やグループの解散というデリケートな話題には深く触れず、現在の自身の活動であるバイクレースや音楽、そして自身の価値観に基づいた生き方を追求していくことに集中している姿勢がうかがえました。
【参照元】
Yahoo!ニュース / スポニチアネックス