大宮エリーさん、49歳という若さでこの世を去りました。脚本家、CMディレクター、ラジオパーソナリティーなど、多方面で才能を発揮した彼女の訃報に、芸能界からは悲しみの声が広がっています。この記事では、大宮エリーさんの輝かしい経歴と、彼女を失った人々の追悼の言葉をご紹介します。
才能溢れるマルチタレント、大宮エリーさんの軌跡
東京大学薬学部を卒業後、電通に入社した大宮エリーさん。CMディレクターとして活躍する傍ら、NHKの人気番組「サラリーマンNEO」の脚本チームに参加するなど、早くからその才能を開花させていました。俳優の緒形拳さんとの出会いをきっかけに脚本家としての道を本格的に歩み始め、2006年には自身で脚本・監督を務めたショートムービー「海でのはなし。」が話題を呼びました。
大宮エリーさん(2009年撮影)
その後も、ワイドショーのコメンテーター、エッセイスト、画家など、多岐にわたる分野で活躍。クリエーター育成のための「エリー学園」を主宰するなど、後進の育成にも力を注いでいました。
芸能界からの追悼の声
突然の訃報に、多くの著名人が追悼の意を表しています。俳優の松尾貴史さんは、新幹線での偶然の出会いから人生相談に乗ったこと、一緒にバーを開く計画を立てたことなど、数々の思い出を綴り、早すぎる別れを惜しみました。
クイズ王の伊沢拓司さんは、大宮さんとの交流の中で受けた激励や優しさに感謝の言葉を述べ、今後の活躍を誓いました。元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈さんは、共演時の温かい人柄を偲び、会えなくなったことを悔やんでいます。
音楽界、ラジオ界からも悲しみの声
ミュージシャンの浜崎貴司さんは、仕事仲間として、そしてプライベートでも交流があった大宮さんとの思い出を振り返り、その早すぎる死を悼みました。ラジオパーソナリティーの塚原まきこさんは、最近届いた年賀状に触れ、突然の別れに言葉を失っている様子を伝えています。
歌手の相川七瀬さんは、大宮さんの芸術的な才能を称え、空のキャンバスに絵を描く姿を想像しながら、その冥福を祈りました。放送作家の鈴木おさむさんは、20年来の付き合いの中で感じた大宮さんの才能と努力を称え、感謝の気持ちを伝えました。
遺作となった「大宮エリーの東大ふたり同窓会」
今年2月に発売されたエッセイ「大宮エリーの東大ふたり同窓会」は、大宮エリーさんの遺作となりました。小沢健二さん、成田悠輔さん、伊沢拓司さんなど、各界で活躍する東大出身の著名人20名との対談をまとめた本書は、大宮エリーさんの知性と人間性が溢れる一冊となっています。
大宮エリーさんのご冥福を心よりお祈りいたします。