大阪・関西万博で発生した、警備員が来場者に謝罪したという「土下座騒動」に対し、アーティストのGACKT氏が自身のX(旧Twitter)で苦言を呈しました。この騒動は、警備員が来場者に土下座で謝罪する動画が拡散されたことが発端ですが、土下座の強要はなかったと報じられています。
GACKT氏、”土下座万博”という表現に不快感
GACKT氏は、「大阪万博で、案内ができなかった係員に客が言い寄り、土下座させたという記事を見た」と投稿。「それを“土下座万博”なんてふざけた言葉でバズらせてる。正直、気持ち悪いにも程がある」と、この騒動を揶揄するような表現に不快感を示しました。
GACKT氏
警備員の立場にも理解を示すGACKT氏
GACKT氏は、警備員の仕事ぶりについて、「場所を把握して案内できるのは当然の『役割』かもしれない」としながらも、「現場にはいろんな事情もあるだろうし、みんなの会社にも仕事が出来る者ばかりじゃないはずだ」と、警備員の立場にも理解を示しました。
来場者の行動に疑問を呈す
一方で、来場者の行動については「罵倒して、土下座までさせた客の行動。これには違和感しかない」と疑問を呈しています。 顧客の立場を理解しつつも、行き過ぎた行動は慎むべきだと暗に示唆しています。
万博本来の意義を問う
GACKT氏は、万博について「本来、各国が最新技術や文化を持ち寄って、未来へ繋げるための“交流の場”だろ?」と、その意義を改めて問いかけました。「世界に日本をアピールするはずの舞台で、こんな見苦しい姿を晒してどうする?」と、今回の騒動が日本のイメージを損なう可能性を指摘しています。
日本の民度の低下を嘆く
さらにGACKT氏は、「この20年で、日本の民度が落ちていることが悲しい。カスハラなんてのは民度の低下を表している代表例だろ?」と、近年のカスタマーハラスメントの増加を例に挙げ、日本の民度の低下を嘆きました。 飲食店経営の経験もあるGACKT氏ならではの視点と言えるでしょう。
寛容な心で万博を楽しんでほしいと訴える
最後にGACKT氏は、「もう少し広い心で行く側も楽しんでもらいものだが」と、来場者に向けて寛容な姿勢で万博を楽しんでほしいと訴えかけました。 著名人による今回の発言は、今後の万博運営や来場者の行動に影響を与える可能性があります。 フードジャーナリストの山田花子さん(仮名)は、「GACKT氏の言葉は、私たち一人ひとりが改めて自分の行動を省みるきっかけになるでしょう」とコメントしています。
この投稿には、土下座の強要はなかったという指摘や、GACKT氏の「民度の低下」という指摘に同意する声など、様々な反響が寄せられています。