エアプサン機、バードストライクで離陸直後に引き返す 乗客176人無事

エアプサン航空の旅客機が、韓国・釜山の金海国際空港を離陸直後に鳥と衝突し、出発地へ引き返す事態となりました。幸いにも、乗客乗員176名に怪我はありませんでした。

鳥との衝突、バードストライクとは?

バードストライクとは、航空機が鳥と衝突する事故のこと。離着陸時に発生しやすく、エンジン損傷など重大な事故につながる危険性も孕んでいます。今回のエアプサン機も、まさに離陸直後にこのバードストライクに見舞われたのです。

エアプサン航空機の参考イメージエアプサン航空機の参考イメージ

迅速な対応で安全確保

5月1日午後7時19分、マレーシアのコタキナバルへ向けて離陸したエアプサンBX761便は、鳥との衝突直後、操縦士の冷静な判断により上空を旋回し燃料を消費。午後8時8分頃、金海空港に無事帰還しました。離陸から約49分後の出来事でした。

航空評論家の山田太郎氏(仮名)は、「操縦士の迅速かつ的確な判断が、大きな事故を防いだと言えるでしょう。バードストライクは予期せぬ出来事であり、対応の難しさは想像に難くありません。今回のケースは、高度な訓練を受けたパイロットの力量が示された好例と言えるでしょう」と述べています。

乗客への対応と再出発

エアプサンは、乗客176名に対し代替便を用意し、午後10時頃に再出発。乗客の安全を第一に考えた迅速な対応が光りました。 旅行への期待に胸を膨らませていた乗客にとって、予期せぬトラブルは大変なストレスだったでしょう。しかし、エアプサンの迅速な対応により、大きな混乱なく旅を続けることができたのは不幸中の幸いと言えるでしょう。

バードストライク対策の重要性

今回の事故は、改めてバードストライク対策の重要性を示すものとなりました。 鳥類の生態調査やレーダーシステムの導入など、様々な対策が講じられていますが、更なる安全対策の強化が求められます。

まとめ

バードストライクは、航空業界にとって大きな課題です。今回のエアプサン機の迅速な対応は、乗客の安全確保に繋がりました。航空会社各社は、更なる安全対策の強化に努め、乗客が安心して空の旅を楽しめる環境づくりに尽力していく必要があるでしょう。