世界を魅了し続けるピコ太郎:その人気の秘密とは?

ピコ太郎といえば、PPAPで一世を風靡したエンターテイナー。一世風靡というと、日本では「一発屋」のイメージがつきがちですが、世界では今もなお高い人気を誇っています。YouTube20周年記念動画に出演した日本人唯一のアーティストであることからも、その人気は本物と言えるでしょう。今回は、ピコ太郎のプロデューサーである古坂大魔王氏へのインタビューを基に、世界がピコ太郎に惹かれる理由を探ります。

世界的アーティストと肩を並べるピコ太郎

ピコ太郎がメディアに囲まれている様子ピコ太郎がメディアに囲まれている様子

YouTube20周年記念動画「It’s Our Birthday,Let’s Party」に、日本人として唯一選出されたピコ太郎。テイラー・スウィフトやエド・シーラン、ジャスティン・ビーバーといった世界的アーティストと肩を並べる姿は、まさに快挙と言えるでしょう。日本ではあまり報道されていませんでしたが、海外、特に外国人観光客からの反応は非常に大きく、古坂氏自身も驚いたそうです。

ピコ太郎の活動拠点:海外と日本での違い

ピコ太郎の活動は、実は海外が中心。日本では子供向けの仕事が多い一方で、海外では幅広い層に向けた活動を行っています。例えば、キットカットのCMはネスレ日本からのオファーでしたが、ネスレ本社(スイス)からも好評を得たとのこと。さらに、アメリカのCNNからは2年連続でニューイヤーコメント動画の依頼が来るなど、世界からの注目度は衰えていません。

なぜピコ太郎は世界で愛され続けるのか?

2016年にYouTubeに投稿されたPPAPは、瞬く間に世界中で大ヒット。7億回再生という驚異的な数字を叩き出しました。世界的なヒット曲を生み出すこと自体が難しい中、アジア人アーティストとしてはPSYの「江南スタイル」とピコ太郎のPPAPだけが、世界的な成功を収めたと言えるでしょう。

YouTubeのサムネイルYouTubeのサムネイル

海外では、一度ヒットした曲は長く愛され続ける傾向があります。多言語・多文化の環境において、一度でも世界を席巻した功績は高く評価され、リスペクトの対象となるのです。

一方で、日本では流行の移り変わりが早く、「一発屋」という言葉で片付けられてしまうことも少なくありません。テレビの露出が減ると、すぐに忘れ去られてしまう風潮があるように感じます。

文化の違いが浮き彫りにするピコ太郎現象

ピコ太郎の成功は、日本と海外のエンターテイメント文化の違いを浮き彫りにしています。世界で評価される才能が、日本では正当に評価されない現状は、考えさせられるものがあります。ピコ太郎の今後の活躍、そして日本のエンターテイメント業界の未来に期待したいですね。