【AFP=時事】バチカン市国の行政庁は5日、ローマ・カトリック教会の新たな教皇を選出する教皇選挙(コンクラーベ)の期間中、市国内の携帯電話の通信信号を遮断すると発表した。
ただし、多くの信徒が集まると見られるサン・ピエトロ広場については、遮断の影響は及ばないという。
発表によれば、5月7日午後3時(日本時間同日午後10時)から、バチカン領内にあるすべての携帯通信信号の送信システムが無効化され、新教皇の選出が発表された後に復旧する予定。
コンクラーベでは、世界各地から集まった133人の枢機卿が、システィーナ礼拝堂にこもって非公開の投票を行い、14億人のカトリック信徒を導く新たな教皇を選出する。
バチカンのマテオ・ブルーニ報道官によると、枢機卿らは選挙の開始時に携帯電話を持ち込むことは許されていない。【翻訳編集】 AFPBB News