21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比54・80ドル安の2万7766・29ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は20・52ポイント安の8506・21と続落した。米中貿易協議に対する警戒感が相場の重しとなった。
市場では、香港問題を巡る米中の対立が貿易協議に影響する可能性が懸念された。米株価はこのところ、貿易協議進展への期待感で最高値を更新していたため、先行きに不透明感が強まり、様子見気分も広がった。
銘柄別では、家庭用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や、航空宇宙機器のボーイングが下げた。一方で、石油のエクソンモービルは高かった。(共同)