関連政治団体の政治資金収支報告書に2億3千万円超の記載漏れがあった事件で、政治資金規正法違反罪で略式起訴された堺市の竹山修身(おさみ)前市長(69)は21日、同市内の自宅前で報道陣の取材に応じ、「今回の処分について厳粛に受け止めています。堺市政に停滞を招いたことを、市民のみなさまに深くおわびします」と述べた。一方、政治資金問題に対する説明などについては「改めてやります」として語らなかった。
その後、竹山前市長は代理人弁護士を通じて、「私の政治資金問題で市政を停滞したことをおわび申し上げます」とコメントを発表。弁護士は「政治資金の私的流用や不正使用はないと検察官にも認めていただいたと理解している」とした。