香港、12歳に有罪判決 24日に区議会選挙 中国容認か

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香港・九竜地区でデモ隊(右)と衝突する警官隊=7月7日(共同)

香港・九竜地区でデモ隊(右)と衝突する警官隊=7月7日(共同)

 【香港=藤本欣也】香港メディアは22日、反政府運動に関連して12歳の男子中学生が21日、器物損壊の罪で有罪判決を受けたと報じた。一連の抗議活動により有罪判決を受けた市民の中で最年少という。報道によると、少年は10月初め、警察署の壁などに警察の蔑称をスプレーで書き連ねた。量刑は後日言い渡される。

 警察に包囲された香港理工大では22日も数十人の若者らによる立てこもりが続いた。精神、衛生状態が悪化しているもようだ。

 こうした中、香港では24日、4年に一度の区議会(地方議会)選の投票が行われる。香港メディアによると、警察当局は警官ら3万1千人の総力を動員して600カ所以上の投票所の警備などに当たる。大学の周辺にあった4つの投票所を、大学から離れた場所に移す措置も取られた。

 18区議会の452議席を直接選挙で選ぶ区議会選は、香港で最も民主的な選挙とされる。現有勢力は親中派が全体で3分の2以上を占めるが、反政府デモの盛り上がりを受けて民主派有利の展開となっている。

 親中派の劣勢を受けて、香港当局が混乱を理由に選挙の延期・中止を決めるのでは-との臆測が流れていた。しかし香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国の韓正副首相が今月中旬、香港に隣接する広東省深●(=土へんに川)を訪れ、選挙を予定通り実施するよう関係者に求めた。

 同紙は「選挙を実施して親中派の議席を失うことより、選挙を延期・中止して混乱が拡大することを恐れた」との見方を伝えた。

 ネットでも、政府に選挙を延期・中止させないために、抗議活動を自粛するよう促すメッセージが出回っている。ここ数日はデモ隊と警官隊の激しい衝突は起きておらず、事実上の休戦状態となっている。

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