中国資源大手の前会長に実刑　収賄罪で懲役13年

王宜林氏

　【北京共同】中国内モンゴル自治区オルドス市の中級人民法院（地裁）は13日、収賄罪で国有資源大手、中国石油天然ガス集団（CNPC）前会長の王宜林被告に懲役13年、罰金300万元（約6150万円）の判決を言い渡した。新華社が報じた。

　判決によると王被告は1996～2020年、職務上の地位を利用し、取引先の企業に便宜を図るなどして違法に約3500万元相当の金品を受け取った。習近平指導部は「反腐敗闘争」を強化しており、汚職の疑いで企業幹部や政府高官らの摘発が相次いでいる。