ローマ教皇が来日 24日に長崎・広島へ





羽田空港に到着したローマ教皇(中央)=23日午後、東京都大田区(宮崎瑞穂撮影)
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 キリスト教カトリックの総本山バチカン市国(ローマ教皇庁)の元首で、ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコ(82)が23日夕、羽田空港に到着した。教皇の来日は38年ぶり史上2度目。24日に長崎と広島の両被爆地を訪れ、核兵器廃絶のメッセージを発信。25日には東京で東日本大震災の被災者や東京電力福島第1原発事故の避難者と交流、原発の是非に言及する可能性もある。

 教皇は2013年の就任以来、繰り返し核廃絶の必要性を訴えてきた。世界各地で戦争が続く現状に憂慮を示し、広島と長崎の被爆の歴史から「人類は何も学んでいない」と発言したほか、17年にバチカンで被爆者と面会した際には核兵器保有を歴代教皇として初めて明確に批判した。

 原爆投下後の長崎で撮られたとされる「焼き場に立つ少年」の写真に「戦争がもたらすもの」とのメッセージをつけて周囲に配布するなど被爆地に一貫して強い関心を示してきた。(共同)



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