5月も3週目を迎え、多くの春ドラマが折り返し地点を迎えている。各局で話題作が放送され、見逃し配信・TVerでも多くの作品がお気に入り登録されるなど、盛り上がりを見せているが、視聴率とTVerのランキングを見比べると、リアルな人気と意外な実態も見えてくるという——。
■【画像】永野芽郁のバックに“クレジットから消去の韓国人俳優”が…『キャスター』共演者との3S
「現在、テレビ界は個人視聴率とコア視聴率(13〜49歳の個人視聴率)を重視しています。そして、視聴率とTVerのお気に入り登録者数の人気は必ずしも一致しないものですが、25年春ドラマの場合は、個人とコア視聴率TOP3の作品が、TVerでもお気に入り登録者数TOP3だったんです」(テレビ誌編集者)
今回は、春ドラマTOP3を、5月2週(5日〜11日)の個人視聴率順に紹介していく。
■個人視聴率1位:阿部寛(60)主演 TBS日曜劇場『キャスター』(夜9時〜)
連続ドラマ『キャスター』は、民放テレビ局「JBN」の報道局を舞台にした社会派エンターテインメント作品。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が視聴率低迷に悩む報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく物語。
第5話(5月11日)の視聴率は個人6.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)/コア2.9%。TVerのお気に入り登録者数は85.7万(13日時点)である。
「天下の『日曜劇場』ということもあり視聴率こそ独走状態ですが、TVerのお気に入り登録者数は85.7万人で、春ドラマ3位。ドラマ好きには刺さっていないのかもしれません。
同作では、ヒロイン役で出演中の永野芽郁さん(25)が、田中圭さん(40)との不倫疑惑、そして『キャスター』で共演中の韓国人俳優・キム・ムジュンさん(26)との二股疑惑が『週刊文春』(文藝春秋、4月24日発売)に報じられたことで、変な形で注目されてしまっていますよね」(前同)
永野と田中、ムジュンの所属事務所はいずれも不倫、熱愛説を否定したが、5月8日発売の『週刊文春』には永野と田中のものとされる生々しいLINEのやり取りが掲載された。再度、永野と田中の事務所は“本人に確認したがそのようなやり取りはしていない”という記事内容を否定するコメントをしたが、騒動が鎮火する気配はない。
「永野さん演じるヒロイン・華が正義感の強い発言をするたびに“ブーメラン”と揶揄されてしまうなど、作品に集中できない視聴者も増えてしまっているようです。
文春砲第2弾が出た直後に放送された第5話(5月11日)では、レギュラー出演者のはずのムジュンさんが登場せず、クレジットにも名前が載らなかったことも“騒動の影響か”と、視聴者をざわつかせましたね。もともとメインどころの役ではないので、偶然だったのかもしれませんが。
ただ、永野さんの疑惑は置いておいても、『キャスター』には“内容にリアリティがなさすぎる”という声も多く、脚本や演出の評判が良くはない作品でもあるんですよね」(同)
『キャスター』には、“番組へのクレーム電話が直通で届いてしまう”“ADが独自情報を他のマスコミが大勢いる状況で当事者に見せる”など多くのツッコミどころがあるほか、それらを大目に見ても《なーんか、毎回ご都合主義》《不倫関係なく、脚本がご都合主義でついていけない》といった厳しい声が多数寄せられている。