【編集者のおすすめ】『反日種族主義 日韓危機の根源』李栄薫編著 蔓延する「非寛容な心性」

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『反日種族主義 日韓危機の根源』李栄薫編著

『反日種族主義 日韓危機の根源』李栄薫編著

 韓国で7月に刊行されて以来、11万部のベストセラーとなっている『反日種族主義』の日本語版です。大きな反響を受け、発売初日に大増刷を決定し、日本でも25万部を突破しました(11月20日現在)。

 最も近い隣国である韓国と日本の関係は、しばしば「歴史問題」をめぐりぎくしゃくとしてきましたが、現在、戦後最悪とも言われる緊張関係に陥っています。

 危機感を持つ元ソウル大教授、現・李承晩学堂校長の李栄薫(イ・ヨンフン)氏が中心となり、学者やジャーナリストが結集。慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的な歴史研究に基づいて論証、数々の「韓国が主張してきた歴史の嘘」を指摘しました。

 本書がいわゆる嫌韓本と一線を画すのは、経済史学などの専門家が一次資料にあたり、自らの良心に従って、事実を検証した結果をまとめたものであることです。そして、どうしてそんな非学問的な歴史観が韓国に生まれ定着してしまったのかを考えたときに見いだされたのが、韓国の歴史と文化に根差した「反日種族主義」でした。

 種族主義とは聞きなれない言葉ですが、同一の主張の人々がまるで種族・部族のようになり、意見の合わないものとは対話せず力ずくでも排除しようとする非寛容な心性を指します。この反日種族主義が韓国には蔓延(まんえん)しており、それが日韓の関係を危機に陥らせている根源である-と著者らは言います。

 本書は、大韓民国を愛する学者たちによる、憂国の書なのです。(文芸春秋・1600円+税)

 週刊文春出版部 小田慶郎

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