アジア歴訪中のローマ教皇(法王)フランシスコは23日午前(日本時間同)、日本に向けて訪問先のタイの首都バンコクを出発する。23日夕に羽田空港に到着し26日までの滞在中、被爆地の広島と長崎を訪れ核兵器廃絶の必要性を訴えるほか、東京では東日本大震災の被災者とも交流する。ローマ教皇の訪日は故ヨハネ・パウロ2世の1981年2月以来、2回目となる。
教皇は24日に長崎市の爆心地公園から「核兵器に関するメッセージ」を出し、広島市の平和記念公園では「平和のための集い」も実施する。
天皇陛下との会見や安倍晋三首相との会談も25日に実施される。26日に上智大を訪問した後、日本を離れる。
タイでは国王や同国仏教界のトップと会談するなどした。
(共同)