奈良県警五條署は16日、2023年4月に奈良県十津川村の熊野古道で行方不明になった米国人女性(当時60歳)の骨の一部が見つかったと発表した。DNA鑑定で特定し、事件性はないとしている。
発表によると、4月27日、40歳代の米国人男性が、左大腿骨(だいたいこつ)の1本を、昨年9月に女性の所持品とみられるリュックサックが見つかった場所付近の沢で発見したという。
男性は2年前、捜索隊に加わっており、今回は旅行で来日していた。男性から一報を受けた女性の家族から署に連絡があった。この発見を受け、署員6人が捜索したところ、メッシュポーチやリュックカバーなど、女性のものとみられる小物7点も見つけた。