「3児のママとは思えないくらいかわいい!」「垢ぬけて、キレイになった!」。2年ほど前から、そんな言葉が周囲で飛び交うようになったタレント、大沢あかねさん。36歳にして美容に目覚めた理由と、それがもたらしたものとは?
鏡に映った自分に「私、こんな顔だったっけ⁉」
親しみやすく、明るいキャラクターで人気を博してきた大沢あかねさんの周囲が、ここ1~2年、ザワついている。SNSに“近影”をアップするたびに、「どんどんきれいになっていく」「女神級のキュートさ!」「どんなコスメを使えば、こうなれるの⁉」とコメントが殺到するなど、“美女化”が注目されているのだ。
「ありがたいことに、美容関連でお仕事をいただくことも増えました。芸能界暦は長いんですが、今までそんなことなかったから、すごく嬉しいです」
そう言って笑顔を浮かべる彼女の肌は透明感にあふれ、薄茶色のアーモンドアイを長いまつげが縁取り、ふっくらした唇は艶やかだ。今年2025年の8月で40歳を迎えるというが、それがにわかには信じがたいほど、どのパーツをとっても、溌溂(はつらつ)とした美しさに満ちている。
「肌や髪って、ちゃんと時間と手をかけてあげると、きちんと返してくれるんですよね。肌の調子がよくなってきたら、メイクが映えるようになり、どんどん楽しくなってきて。自分でもビックリするほど、今は美容にハマっています。もともとズボラな性格に加えて、家事と育児に追われ、朝、顔を洗うことすらしていなかった時期もあったのに(笑)」
23歳のとき、劇団ひとりさんと結婚し、2010年に第一子、2016年に第二子、2019年に第三子を出産。第三子出産後、3年弱の育休をとったものの、自分のことに構う時間的な余裕はまるでなかった。
「上のふたりを小学校と幼稚園に送り出して、スーパーに買い物に行き、ご飯をつくったり、掃除をしたりしているうちにお迎えの時間が来て、子供たちが帰ってきたら、それぞれ習い事に連れて行く。1日が育児と家事であっという間に過ぎていて、自分のことをする時間なんてほぼなかったですね。冬なんて、パジャマにダウンコートを羽織って、子供たちを送りに行っていたくらい(笑)。
で、ある日、鏡に映った自分の顔を見てショックを受けたんです。『私、こんな顔だったっけ⁉』って。見るからに疲れていて、肌はカサカサでくすんでいるし、髪もパサパサ。それからですね、『もう少し自分をかわいがってあげてもいいんじゃないかな』と思うようになり、お手入れを始めるようになったのは」