斎藤知事「スキーウェアたかり」問題でMBSが声明 「適切な内容を報道」、観光協会の「拡大解釈」批判には反論


【画像】観光協会が「事実と異なる」と主張したMBSの「歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~」

■「帯同していた秘書課の職員=知事側」は「拡大解釈」なのか

 MBSは25日、ドキュメンタリー番組「歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~」を放送。同番組では、兵庫県・斎藤元彦知事の内部告発文書問題をめぐる百条委員会の委員を務めた丸尾牧県議らを取り上げ、丸尾氏を誹謗中傷したり虚偽の情報を拡散したりする人々に取材していた。

 番組の途中で、丸尾氏が調べていた「知事スキーウェアたかり事件」に言及。スキー場を視察した知事がスキーウェアを欲しがっていたという疑惑について、このスキー場がある地域の「日高神鍋観光協会」が否定したとし、MBSがこの観光協会の会長に事実関係を確認するシーンがあった。

 観光協会の会長への取材シーンでは、次のようなナレーションが流れた。「会⾧は一昨年2 月、知事側から視察のときに借りたスキーウェアを無償で提供してほしいと打診があったことを認め、『必要であれば購入してほしい』と返答したと話しました」。

 このシーンを受け、観光協会は27日に「事実と異なるもの」があったと主張。聞き取り調査を行った結果、同協会の会長は、MBSの取材を受け、「一貫して齋藤知事からおねだりはなかったと証言している」と説明した。そして、問題点を次のように指摘していた。

「取材には『帯同していた秘書課の職員からスキーウェア提供の打診があった。知事から直接おねだりをされたという事実はない。』と回答。ドキュメンタリー(6分55秒頃)では、あたかも知事から直接おねだりがあったと認めた事になっており、齋藤知事と職員を合わせて【知事側】からおねだりがあった、と拡大解釈されている」

 最後に、観光協会は「上記が放送され、SNSでは当協会に危害を加える事を仄めかす過激な投稿がなされている事に対し、随時法的措置を講じる」などと方針を示した。



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