ワシントン条約で国際取引が規制されているペレンティーオオトカゲ2匹を密輸入したなどとして、警視庁生活環境課は26日、外為法違反などの疑いで、神奈川県厚木市のペットショップ経営者(36)ら男性2人を書類送検した。それぞれ愛好家らが約600万円と約330万円で買ったという。
ペットブームを背景に、高額で闇売買されるトカゲやカメといった爬虫(はちゅう)類の密輸が相次いでいるとされ、捜査当局は警戒を強めている。
ペレンティーオオトカゲはオーストラリアに生息し、体長2メートル以上に成長することもある。体に美しい模様があり愛好家に人気があるが、絶滅の危険があるため商業目的の国際取引に輸出国の許可証が必要なワシントン条約の「付属書2」に掲載されている。