【AFP=時事】メキシコ中部グアナフアト州検察当局は26日、州内の廃屋で17人の遺体を発見したと発表した。
検察当局によれば、遺体は先週、グアナフアト州イラプアトで、地中レーダーと遺体探知犬を使った捜索で発見された。ナイフ、マチェーテ(なた)、つるはし、シャベルも見つかったという。
このうち5人(男性4人、女性1人)は、行方不明者として身元が特定された。
グアナフアト州は産業の中心地で、人気の観光地もいくつかあるが、公式の殺人統計によると、ギャングの縄張り争いによりメキシコの州では最も死者が多い。
暴力事件の大半は麻薬密売絡みで、2006年以降、メキシコでは約48万人が死亡し、12万人以上が行方不明になっている。【翻訳編集】 AFPBB News