お笑いタレントの明石家さんまが、自身の公言とは異なる異例の形で、桂小文枝のYouTubeチャンネルに出演した。自身はYouTubeに出演しないと公言してきたさんまだが、今回は笑福亭鶴瓶と共に登場。撮影は、先日大阪で行われたイベント前、小文枝に強引にお願いされたものだったという。
ラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』で、さんまは小文枝から自身と鶴瓶との3人でのトークを頼まれた経緯を説明。「出たっていうか、勝手に入って来て」「今回ってる、さんま。YouTube回ってるから」と言われ、応じたと語った。弟子の桂きん太郎は、突撃での依頼だったため「お蔵入りかも」と心配したが、所属会社との交渉を経てGOサインが出たとXで明かしている。公開された動画は約12分間(第1弾)となっている。
異例のYouTube出演を果たし話題となっている明石家さんま氏
動画で語られた内容と「ヤンタンのトラウマ」
動画はまず小文枝とさんまが立った状態で始まるが、すぐにイスが用意され、さんまを真ん中に3人が着席してトークを展開。小文枝が自身の55周年公演に触れた後、かつてMBS『ヤングおー!おー!』時代に自身が兄弟子の桂三枝(現・文枝)の「怒られ役」だったことに言及。さんまの登場でその役がさんまに引き継がれたと回想し、二人で番組での「トラウマ」を共有し共感し合った。
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鶴瓶「嫌いになりたいわ」発言の真意
また、小文枝から「この人と会ったらダメと言う人、さんま君のけていないか?」と聞かれた鶴瓶は、一瞬「文枝のお兄さん」と言いかけたがすぐに訂正。ダメな人を聞かれているとさんまからツッコまれると、「ほんならお前や!」とさんまを指差した。
鶴瓶は、大笑いするさんまに対し、小文枝からの問いに「(さんまを)好きやねんで。嫌いになりたいわ。ホンマに、嫌いになりたいわ」と、さんまへの複雑な思いを吐露。終始、ベテラン芸人ならではの軽妙なやり取りで盛り上がりを見せた。
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異例のYouTube出演となったさんま、鶴瓶、小文枝の鼎談は大きな話題を集めた。鶴瓶の「嫌いになりたい」発言など、見どころ満載の動画は多くのファンを喜ばせた。落語家とベテラン芸人の貴重な組み合わせによるトークは、今後公開されるかもしれない続編にも期待を持たせるものとなった。
出典: ENCOUNT (Yahoo!ニュースより転載)