中居正広 第三者委への反論対応が打ち切りに 浮かび上がる矛盾

6月3日、フジテレビが設置した第三者委員会は、中居正広氏からの反論に対する今後の回答を差し控えることを発表した。この委員会と中居氏の間のやり取りが続く中で、中居氏の引退時の発言との矛盾が指摘されている。

騒動の経緯と中居氏の反論

事の発端は、2024年12月末に「文春オンライン」が報じた、元フジテレビ女性アナウンサーとの性的トラブルでした。中居氏は1月23日に芸能界を引退しましたが、騒動は収まりませんでした。3月31日、フジテレビなどが設置した第三者委員会は調査報告書を発表し、中居氏のトラブルを性暴力と認定しました。
これに対し、約1カ月の沈黙を破った中居氏は、5月12日に代理人弁護士を通じて反論を開始しました。委員会が認定した性暴力について「強制的な性行為の実態は確認されなかった」として否定し、認定の根拠となる証拠の開示を求めました。

中居正広氏の肖像写真。フジテレビ第三者委員会への反論に関する報道より。中居正広氏の肖像写真。フジテレビ第三者委員会への反論に関する報道より。

委員会対応拒否と異なる世論

委員会は証拠開示を拒否する一方、中居氏側は繰り返し要求。委員会は6月3日、「見解に大きな隔たりがあり埋めがたい」として今後の対応を拒否、被害女性への二次加害のリスクも指摘した。この対応にファンからは「逃げた」との批判も出たが、Xなどでは「保身」「世論に説明を」「二次加害に見える」と中居氏への厳しい声が多く上がっている。

「親密関係」主張と過去の誓いとの矛盾

批判の背景には、中居氏が文書で主張した被害女性との「親密な関係」示唆する一文がある。女性側弁護士はこれを『ENCOUNT』の取材に対し「事実と異なる」と否定。この主張が「自分勝手」との印象を与えた。さらに、引退時の「今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります」「全責任は私個人にあります」との誓いと、今回の第三者委員会への反論対応との矛盾が指摘されている。これが世間からの厳しい評価につながっている。

第三者委員会からこれ以上の対応を拒否された中居氏。現在のところ、次の動きは不透明です。

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