日本が世界に誇る文化として、漫画、アニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や海外でも広く親しまれているコスプレ。その熱気が最高潮に達したのは、世界最大級のガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル2025[夏]」が7月27日に千葉・幕張メッセで開催された時でした。会場内はもちろん、屋外のコスプレエリアも大勢のサブカルファンで賑わいを見せ、訪れた人々を魅了しました。
「ワンダーフェスティバル2025[夏]」:コスプレ文化の祭典
この「ワンフェス」は、プロ・アマチュアを問わずフィギュアや模型といった造形物の出展・販売が可能な、年に2回開催される大型イベントです。毎回異なるテーマを掲げ、多岐にわたる展示と企画でファンを惹きつけます。特に、夏の祭典では、情熱を注いだコスプレイヤーたちの姿がイベントに華を添え、それぞれの作品への深い愛とこだわりが垣間見えました。
注目のコスプレイヤーたち:情熱とこだわり
WEBザテレビジョンは、今回ワンフェスを彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施し、彼らのコスプレに対する熱い想いを尋ねました。
「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」飛鳥馬トキ/千凛さくらさん
人気ゲーム「ブルーアーカイブ」の飛鳥馬トキに扮する千凛さくらさん、チアガール衣装でイベントを彩る
「夏らしいコスプレがしたかったのと、元々チア部だったので、トキのチアガール衣装を選びました」と語る千凛さくらさん。「お腹が出るデザインなので、少しでも体型を近づけるために筋トレを頑張り、小道具も原作通りのシルエットのものを揃えました。頭部の装飾であるヘイローは自作です」と、その並々ならぬ努力を明かしてくれました。
「学園アイドルマスター」姫崎莉波/ふぁみさん
ふぁみさんは、「学マス」の冠菊の衣装を着てほしいという知り合いのアキラさんからの誘いを快諾し、イベントに参加。「大好きな作品の衣装だったので喜んでお受けしました」と笑顔で語ります。衣装制作のポイントは「袖の模様を既製品の布ではなく、シールを貼り合わせて再現したこと」だそうです。ふぁみさん自身も「姫崎莉波ちゃんの優しい目元を再現したくて、たれ目気味のアイメークを工夫しました。とても素敵な衣装なので、ぜひ見てください!」と、キャラクターへの愛情を表現しました。
「エヴァワンフェス」:『新世紀エヴァンゲリオン』30周年を祝う
今回の「ワンフェス2025[夏]」では、特別な企画「エヴァワンフェス」が実施されました。これは「新世紀エヴァンゲリオン」の放送30周年を記念した催しで、ホール内の特設ブースでは、シリーズの大型立体造形物や約30年前にリリースされた貴重な“エヴァガレキ”が多数展示されました。フィギュアやアパレルなどのエヴァ関連商品を取り扱う企業も出展し、歴代版権担当と宮脇センム(株式会社海洋堂顧問/ワンダーフェスティバル実行委員会代表)によるトークステージも行われ、大きな反響を呼びました。
次回イベントと今後の展望
大盛況のうちに閉幕した「ワンフェス2025[夏]」に続き、次回の「ワンダーフェスティバル2026[冬]」は2026年2月8日(日)に開催が決定しています。それまでの期間にも、全国各地でコスプレを楽しめる大型イベントが多数予定されており、今後の盛り上がりが期待されます。これらのイベントでどのような漫画、アニメ、ゲーム、特撮などのコスプレが人気を集めるのか、今からトレンドを分析し、会場で答え合わせをするのも楽しみの一つとなるでしょう。
参考資料:
- WEBザテレビジョン (Yahoo!ニュース経由): 「ワンダーフェスティバル2025[夏]」飛鳥馬トキ、姫崎莉波…人気作品のコスプレ披露に会場沸く!
(https://news.yahoo.co.jp/articles/b9eb7a7707724e4957b12a0746426c7fb040d706)