5月29日にロシアのプーチン大統領と面会した安倍昭恵夫人。自身のXに「様々なご意見があると思いますが、私は主人(安倍晋三・元首相)が27回の首脳会談を通してプーチン大統領と築いてきた信頼関係を無駄にしたくない」などと投稿して話題となっている。
【写真】〈主人がプーチン大統領と築いた信頼関係を無駄にしたくない〉話題を読んだ昭恵夫人とプーチン大統領のツーショットほか
そんな昭恵夫人が、国内で信頼関係を築こうとしている場所が、「トー横」だ。東京・歌舞伎町にある新宿東宝ビルの横、通称「トー横」にたむろする居場所のない少年少女たち「トー横キッズ」の相談を聞くなどの支援を昭恵夫人は続けてきた。夫人と活動を共にしたことがある元支援団体スタッフはこう話す。
「もともと私は晋三さんとのつながりがあり、晋三さんが活動のことを昭恵さんに伝えたら、『私も参加したい』と言ってくださったとのことで、それ以降何回も来てもらっています。
今は、パリコレに出展するデザイナーと組んで、トー横キッズのなかからオーディションでパリコレに出てもらう子を選ぶというプロジェクトを進めているのですが、そこにも協力してくれています。
昭恵さんは愛にあふれた人だなと思っています。ここまで名前と顔が知られている人なのに、丁寧に歌舞伎町の見回りなどをして、そこで子供たちと向き合っています。晋三さんが亡くなった事件の直後は警備の人がいたのですが、今はお一人で歌舞伎町に来られていますよ。
しかもその活動を人にアピールするようなこともなく、『自分が勝手にやっている』というスタンスで来てくれています。
昭恵さんは子供と同じ目線に立って物事が考えられる人。『私が今子供だったら、こんなにギラギラしている街に足を踏み入れたら楽しくてしょうがなかったと思う。私だってここ(トー横)に入り浸っていたかもしれない』と言ってました」
ただ、当の子供たちのほうは、昭恵夫人の支援の“ありがたみ”をあまり理解していないようだ。
「以前昭恵さんの姿を見て、トー横キッズの一人が、『あ、小池百合子が来た!』って言ったんです。『いやいや、違うよ』と慌てて否定しましたが……(笑)」(同前)
ロシアとの架け橋にはなれても、トー横キッズとの架け橋になるのはなかなか簡単にはいかないようだ。