小泉進次郎農林水産大臣が6日、自身の公式X(旧ツイッター)アカウントを更新し、政府備蓄米の呼称に関する特定のネットニュース記事を引用する形で「言ってないし。」と短い投稿を行った。この投稿は、自身の衆院農林水産委員会での発言を報じた記事内容を直接的に否定するものであり、SNSを中心に注目を集めている。
小泉進次郎農林水産大臣、政府備蓄米の呼称に関する報道に言及
問題となったネットニュース記事は、現在政府が放出している備蓄米について、生産年が明確に分かるように「ビンテージ表示」をすることが望ましいとの考えを小泉大臣が示した、と報じていた。大臣の「言ってないし。」という投稿は、この「ビンテージ表示」に関する報道内容を否定する意図があるとみられる。
政府備蓄米の呼称については、国会でも度々議論の対象となっている。特に、2日の参院予算委員会では、備蓄年数が経過した米に対する「古古米」「古古古米」といった呼称について、変更を検討すべきではないかとの指摘が上がった。これに対し小泉大臣は、呼称を政府側が決めるよりも「実際に味わった方が(さまざまな呼び方で)発信するのも、今のSNS社会では出てくると思う」との考えを示していた。さらに、「ネーミングはこちらで決めるというより、実際に味わった方々が発信するということも、今のSNS社会を含めて、出てくると思う」と述べ、消費者や国民の感覚に基づいた自然な呼称の広がりを期待する姿勢を見せた。その上で、「これから正しく伝わるよう、令和3年産米とか、こういったことも含めて、政府としては(呼び方を)適切に考え、民間のみなさん、国民のみなさんにもいい形が結果として、浸透していくことを期待している」とも応じていた。
小泉大臣が自身のXアカウントで、特定の報道内容に対してこれほど直接的かつ短い言葉で反論するのは珍しいとされる。今回の「ひとこと反論」はSNS上で大きな話題となり、6日午前中にはインターネットのトレンドワードに急浮上した。「ワロタ」「言ってないしはちょっとおもろすぎるな」「進次郎『言ってないし。』は草 ツボるwww」「ちょっとおこを出しつつのギャル感がたまらんwwwwたった一言で笑いを取れるのが」「簡単で簡潔で好き(笑)」など、大臣の率直な反応に対する好意的なコメントが多く寄せられ、反響を呼んでいる。
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