夫の体にあったタトゥーは元カノのものだった…妻が離婚を考える韓国の夫婦問題

韓国から、夫婦間の衝撃的なニュースが報じられました。夫の体に彫られたタトゥーが、実は元恋人との「お揃いタトゥー」だったことが発覚し、妻が深い裏切りを感じて離婚を検討している事例です。弁護士の見解も交え、この夫婦問題を詳しくお伝えします。

妻を感動させた「母親へのタトゥー」の真実

この出来事は、結婚2年目の20代後半の妻から弁護士のヤン・ナレ氏に寄せられた相談によって明らかになりました。妻は、年上の夫との結婚生活に幸せを感じ、頼り合って生きていけると考えていました。

夫の体には交際当初からタトゥーがありましたが、夫は「母親に感謝と申し訳なさの気持ちを込めて、自分の身体に母のイニシャルを彫った」と説明していました。妻はその話を聞いて深く感動し、夫を「母親思いの優しい人」だと好意的に受け止めていました。

「パンドラの箱」を開けてしまった妻

結婚後、夫の実家を訪れた際、妻は偶然、夫が以前使用していた部屋で古い写真を見つけます。それは、夫が元恋人と一緒に写った、露出度の高い写真でした。さらに衝撃だったのは、二人が体の同じ場所に同じデザインのタトゥーを彫っている姿が写っていたことです。写真には「互いのイニシャルを体に刻んだ。永遠に愛し合おう」というメッセージが添えられていました。

衝撃の告白と夫の開き直り

写真を見た妻は、冷静に夫に尋ねました。「この写真見たけど、あのタトゥーって嘘だったの?」。しかし、夫の反応は妻の期待とはかけ離れていました。夫は「今さら消せると思うか?消すのに金もかかるし、母と同じイニシャルだから今は母を思いながら生きている」と開き直ったのです。

消せない裏切りと離婚への思い

妻は、元カノとの思い出が夫の体に残っていること自体にも腹立たしさを感じましたが、それ以上に、交際中から結婚後にかけて、夫がずっと嘘をつき続けていたことに強い裏切りを感じました。妻は「もし見つかったときに『何があっても消すよ』と謝っていたら、まだ納得できたのに、逆ギレされたことが本当に許せない」と怒りを露わにしました。

それまで夫婦間に特に問題はなかったそうですが、この一件で妻の気持ちは一気に冷めてしまったといいます。「離婚したいと思うのは普通の感情なのか、この理由で離婚が認められるのか気になっている」と、妻は法的な見解を求めました。

夫のタトゥーと元カノに関する嘘が発覚した韓国の夫婦問題ニュース(イメージ写真)夫のタトゥーと元カノに関する嘘が発覚した韓国の夫婦問題ニュース(イメージ写真)

弁護士の見解:感情的な痛み vs. 法的な離婚理由

妻からの相談に対し、ヤン・ナレ弁護士は「法律論を離れても、妻が感じた寂しさや裏切り感は非常に理解できる」と、まず妻の心情に寄り添いました。しかし、法的な離婚理由としてこのケースを評価するにあたっては、「ただし、法的な離婚理由としては弱い」との見解を示しました。つまり、感情的な裏切りや信頼関係の破綻は明白であるものの、それだけでは直ちに法律上の離婚原因として認められるには至らない可能性が高いという専門的な判断です。

結論

この事例は、夫婦間の信頼関係における「嘘」の重さを浮き彫りにしました。感情的には許しがたい裏切りであっても、それが直ちに法的な離婚理由となるかは別問題であるという専門家の見解が示されています。夫婦間の過去や隠し事が、現在の関係に深刻な影響を及ぼし得ることを示す一方で、法律が介入できる範囲には限界があることも示唆しています。

Source: KOREA WAVE/AFPBB News via Yahoo!ニュース
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