[ソウル 10日 ロイター] – 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は10日、先月の進水式で事故により損傷した北朝鮮の5000トン級新型駆逐艦が8日までに北東部の羅津港にある船舶修理施設に到着したことが衛星画像で判明したと発表した。
北朝鮮の国営メディアは6日、今後の修復作業に向けて専門家らが船体を検査し、羅津港の施設で7日ないし10日間かけて作業が行われると報じていた。
CSISによると、ロシア国境に近い羅津港の施設は、北朝鮮の大型軍艦の多くを長年にわたって建造してきた。事故を起こした駆逐艦は、重要な修理や修復作業の完了後に艤装(ぎそう)ドックに移されて武装や各種システムの取り付けを行い、就役する可能性が高いという。