「自撮りおばあちゃん」写真家・西本喜美子さん死去、97歳


【写真】ゴミ袋に入った姿の自撮り写真=西本喜美子さんのインスタグラムから、家族提供

 ブラジルで生まれ、8歳で帰国。熊本市で暮らし、美容師や競輪選手として働いたこともあった。72歳で撮影を始め、物干しざおにつるされたり、ゴミ袋に入れて捨てられたりする自分の姿を撮影し、「自撮りおばあちゃん」とも呼ばれて注目された。各地で作品展が開かれ、インスタグラムのフォロワー数は38万人を超えた。

 5月下旬に体調を崩し、入院していた。葬儀は近親者で営む。喪主の長男和民さんはアートディレクター。「多くの出会いに恵まれ、幸せな晩年の写真人生を送れた」と感謝を述べた。(伊藤隆太郎)

朝日新聞社



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