「あんぱん」第52話:林田理沙アナの早口ナレーションに視聴者騒然、北村匠海演じる嵩の運命と反響

NHK連続テレビ小説「あんぱん」の第52話が6月10日に放送され、特にラストシーンでの林田理沙アナウンサーによるナレーションが視聴者の間で大きな話題となっています。北村匠海さん演じる柳井嵩の緊迫した状況に続く語りに、注目が集まりました。

朝ドラ第112作となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・小松暢をモデルにした愛と勇気の物語。主人公の朝田のぶを今田美桜さん、のちにのぶの夫となる柳井嵩を北村匠海さんが演じています。

嵩、陸軍幹部候補生試験への道

高知連隊から小倉連隊へ転属となり、過酷な軍生活を送っていた嵩は、思いがけず親友・辛島健太郎(高橋文哉さん)と再会し、心の支えを得ます。そんな中、嵩は中隊長(横田栄司さん)の推薦を受け、陸軍幹部候補生試験を受けることになりました。

「あんぱん」第52話より、再会した辛島健太郎(高橋文哉)と柳井嵩(北村匠海)。軍服姿で話す二人。「あんぱん」第52話より、再会した辛島健太郎(高橋文哉)と柳井嵩(北村匠海)。軍服姿で話す二人。

運命を分けた試験前夜

試験勉強のため、一切の当番や使役を免除された嵩に対し、上等兵・八木信之介(妻夫木聡さん)は「これで落ちたら古兵たちから何倍も仕返しされるな」「引くも地獄。お前には受かるしか道はないな」と強く発破をかけます。試験前夜、嵩は厩舎の不寝番を申し出て徹夜で勉強に励みますが、疲労から眠り込んでしまいます。

林田アナ、異例のナレーションで締めくくり

翌朝、士官に「不寝番のくせにぐっすり眠りこけるとは不届き者が!」「今日の試験は受けられんぞ。大バカ者!」と叱責され、狼狽えたところで放送は終了しました。

ここで注目が集まったのが、林田理沙アナウンサーによる語りでした。同話のラストでは、狼狽える嵩の姿に合わせて「どうする嵩。ほしたらね」とナレーションが入りました。土佐弁の挨拶「ほいたらね」は、通常、週の最後の放送などで登場することが多く、物語やキャラクターの心情に寄り添う語りかけが印象的です。

視聴者の反応:「早口」「他人事」

今回の「ほたらね」が普段より早口に聞こえたことから、視聴者からは「いつもと違う」「高速な『ほいたらね』だった」「ここで『ほしたらね』!?続きが気になる」「逃げるような言い方」「めっちゃ他人事(笑)その軽さが憎い」といった多くの反響が寄せられました。

第52話は、嵩の努力が報われず、絶体絶命の危機に瀕する場面で幕を閉じました。この緊迫感を増幅させた林田アナウンサーの意表を突くナレーションスタイルは、多くの視聴者に強烈な印象を残し、今後の展開への期待と共に大きな反響を呼んでいます。

情報元: モデルプレス