山尾志桜里氏、参院選出馬会見でSNS批判に「想定以上」と本音

今夏の参院選比例代表への立候補を予定している国民民主党の山尾志桜里元衆院議員(50)は10日、国会内で開かれた出馬会見にて、SNS上で自身に寄せられる厳しい声に対し、「正直、想定以上だった」と率直な思いを明かしました。

山尾志桜里氏、国民民主党からの参院選出馬会見にて発言する様子山尾志桜里氏、国民民主党からの参院選出馬会見にて発言する様子

過去の疑惑とSNS批判の背景

山尾氏を巡っては、衆院議員時代に報じられた不倫問題に加え、事務所のガソリン代を巡る元公設秘書の不正請求関与、そして2021年に報じられた議員パスの私的な利用疑惑などが伝えられてきました。これらの過去の問題から、国民民主党からの比例代表での公認が報じられて以降、SNS上では山尾氏に対する批判的な声が多数上がっていました。

会見で「SNSでの批判は想定内でしたか」と問われた山尾氏は、「正直、想定以上だった」と認めました。さらに、「全て(自身への声)を見ることはできていない」としつつも、「一つのアラート(警告)になるとは思う。エッセンスを見逃さないようにしたい。つらい作業ではありますが」と、批判を真摯に受け止める姿勢を示しました。

会見での謝罪と説明

山尾氏は会見の冒頭で、衆院議員時代に問題視された元公設秘書のガソリン代問題について改めて陳謝しました。

また、2021年に報じられた自身の議員パスの不適切な使用については、事実であることを認め、「これは私自身の問題」としました。当時の謝罪対応についても触れ、「謝罪のありようが、本当に申し訳なかった。SNSを使ってあいまいに見える伝え方をし、情けないおわびの仕方だった」と述べ、謝罪しました。

さらに、2017年の週刊誌報道による不倫問題に関しては、当時質問を受けずに一方的な説明に終始した自身の取材対応について、「未熟だった」と反省の弁を述べました。一方で、不倫問題の事実関係そのものについては、「当時話した以上のことは、この場で新しく言葉をつむぐことはご容赦いただきたい。それぞれいろいろな思いの方がいるので」と述べ、詳細な言及は避けました。

今回の会見では、山尾氏が参院選出馬への意欲を示すとともに、過去の様々な疑惑やそれに対するSNSでの厳しい意見、自身の過去の対応について言及し、謝罪する場となりました。特に、SNSでの批判が予想以上に多かったという認識を示した点が注目されます。

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