米国のドナルド・トランプ政府が観光ビザ・留学ビザなどを含む非移民ビザ申請者に対して、一定金額を追加で出せばビザ面接の順番を操り上げる「急行料」の導入を検討している。ロイター通信が４日（現地時間）、報じた。
報道によると、トランプ政府は１０００ドル（約１４万２７３０円）を納付すれば、ビザ面接の予約を優先的に受けられるプレミアムサービスの導入を考慮していることが分かった。現在、米国に非移民の目的で入国しようとする人々はビザ手続き費用として１８５ドルを出している。
ロイターが入手した国務省内部の文書によると、このファスト・トラックサービスは早ければ今年１２月からモデル事業という形で実施される可能性がある。
国務省法務チームはこのサービスについて、ホワイトハウス予算管理局の反対や司法府の禁止の可能性を懸念している。政府がビザサービスの提供に必要な費用を超過する手数料を取ることはできないという最高裁の判例があるためだ。
国務省報道官は「国務省の非移民ビザ面接の日程は動的で、我々は全世界において我々の業務を改善するために引き続き努力している」と明らかにした。
国務省は２０２３会計年度の間、観光ビザ５９０万件を含めて合計１０４０万件の非移民ビザを発行した。
