政府は28日夕、北朝鮮から弾道ミサイルとみられるものが日本海に向けて発射されたと発表した。防衛省は「わが国領域には飛来せず、排他的経済水域(EEZ)内にも落下しないと推定される」とした上で「北朝鮮による度重なる発射は、わが国を含む国際社会全体にとっての深刻な課題だ」とコメントした。
今年5月以降、北朝鮮による弾道ミサイル発射は13回目となる。
安倍晋三首相は同日夕、北朝鮮による弾道ミサイルとみられる飛翔体の発射を受け、情報収集と国民への的確な情報提供、航空機や船舶などの安全確認の徹底、不測の事態に備えて万全の態勢を取ることなどを指示した。